あくる日、逢原家に太陽に連れられて霞美がやってくる。突然のことに戸惑う雨を尻目に、雪乃は、最初で最後の家族旅行に行こうと告げた。

雨は、太陽、雪乃、そして霞美とともにフェリーに乗り、ある場所へと向かう。太陽は、雨に雪乃の思いを打ち明けた。だが雨は、霞美とまた親子に戻るのは無理だと返す。

そんな雨に太陽は、「雨ちゃんのお母さんはまだ生きているから、ありがとうもごめんねもまだ伝え合える」と言って…。

フェリーを降りた雨たちは、レンタカーに乗り換えある場所へ向かう。その途中、突然、ゲームがしたいから海に寄ってほしいと言い出す雨。

海に着くと、雨は砂浜に立てた棒の左右に同じ間隔をとって霞美と向き合った。じゃんけんをして勝ったら一歩進み、相手に質問をする。それを繰り返して、先に棒にたどり着いたほうが勝ち、というゲームだった。

最初にじゃんけんに勝った雨は、父親のことを尋ねる。霞美は、雨を身ごもってそれっきりだと答えた。

あと少しでゴールとなった霞美は、雨に夢の話を聞かせてほしいと言う。そこで雨は、もうすぐ五感を失う病気だから諦めた、と告げる。ショックを受け、泣き出す霞美に、泣きたいのは自分のほうなのだから分かった気になって泣かないで、と言い放った。