3月22日(月)21時より、フジテレビで放送される『監察医 朝顔』最終話(30分拡大SP)に、佃典彦が出演する。

最終話では、とある小学校で凄惨(せいさん)な通り魔事件が発生する。朝、いつもの通りスクールバスが校門の前に到着し、バスを降りて元気よく小学校へ入っていく児童たち。そこに突然、フードをかぶった男が刃物を持ってあらわれ、小学校前にいる人間たちを襲撃して逃走。男の刃(やいば)は、小学校の男性教師と、ボランティアで上学校前の交通整理をしていた大学生の宇賀神秀樹(灰塚宗史)の命を奪い、2人の遺体は朝顔(上野樹里)たちが解剖することになった。

解剖後、秀樹の父・宇賀神友則(佃典彦)と母・美佐子(山野海)が朝顔のもとを訪れる。秀樹の遺体は、男性教師よりもひどく、犯人にメッタ刺しにされていた。しかし、それは秀樹が命つきるまで犯人を離そうとしなかったためで、秀樹がその身を挺(てい)して児童たちを守ったからこそ、児童は1人も負傷しなかったことを朝顔は伝える。それを聞き、泣き崩れる友則と美佐子。そして友則は、秀樹の体における、せつなすぎる出来事を朝顔に打ち明ける…。

1986年に地元の名古屋市にて、「劇団B級遊撃隊」を立ち上げて以降、多くの舞台、テレビドラマ、映画の脚本を手がけ、2006年には舞台「ぬけがら」で第50回岸田國士戯曲賞に輝くなど、演劇界の第一線から数々の名作を送り出してきた佃典彦。

一方で俳優としてもさまざまなテレビドラマに出演し、特に『半沢直樹』(TBS/2020年)での熱演で一躍、時の人となった。

今回の『監察医 朝顔』が、初の月9出演となる佃。登場シーン自体は長くないが、初共演となる上野樹里と見事なかけあいを見せる。

<佃典彦 コメント>

――『監察医 朝顔』に出演することになった気持ちは?

尊敬している時任三郎さんの代表的なドラマに出演できて、大変うれしく思っております。

――初の月9出演はいかがですか?

初の月9、初のフジテレビドラマの現場で非常に緊張しました。ずっと膝が震えていました。

――撮影現場はいかがでしたか?

悲壮感溢(あふ)れるシーンで、おまけに感染対策もありまして、共演者の方々とセリフ以外で話す機会もありませんでしたが、それが現場の緊張感を高めていたように思います。平野(眞)監督の演出も的確で、技術スタッフのみなさんもテキパキしていて流石(さすが)だなと思いました。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

震災から10年の節目に、この作品に出演できて光栄です。最終回の台本を読んで泣けてしまいました。ぜひ、ご覧くださいませ。多分、僕も最終回を見ながら、また泣いてしまうと思います。