3月18日(木)、映画「騙し絵の牙」の公開直前イベントが行われ、大泉洋、松岡茉優が出席した。
本作は大手出版社を舞台に、廃刊のピンチに立たされた雑誌の編集長・速水(大泉)、新人編集者・高野(松岡)らが作家、モデル、ライバル誌、同僚、会社上層部などと繰り広げる騙し合いバトルを描く。
イベントでは公開を記念しておこなわれた、大泉の“一日部下”を探す企画のオンライン最終面接を実施。大泉が面接官となり、松岡とともに、選考に残った4名の志望者たちと面談し、合格者を決定した。
面接を前に、面接官をしながら、本作の映画配給会社・松竹の人事部による“面接官としての適性”を査定されると告げられた大泉は、「松竹に僕の何がわかるんですか!」と不満顔。だが、徐々に松竹に興味が湧いてきたようで、「(自分に)いいところがあるなら(松竹に)入れてほしいな」とお願いモード。最終的には松竹に入って、映画部と歌舞伎部の間にどんな軋轢があるのか探ってみたいと乗り気になった。
一方、劇中同様、大泉の部下として面接をサポートする松岡は「ひさしぶりに部下らしさを思い出して、大泉さんを支えたいと思います」とコメントし、大泉を喜ばせた。
そんな中、面接がスタート。2人は用意されたエントリーシートを見ながら、オンラインでつながった応募者たちに志望動機などを聞いていく。
1人目の藤原さんは、大泉の大ファンということで応募。その思いを熱く語るが、大泉は「ホントかどうか、怪しいもんだぞ」と疑う。しかし藤原さんが大泉のエピソードトークが大好きということで、大泉の話ぶりを完コピして見せると、大泉は大爆笑。自分でも立ち上がって再現しつつ、「完璧でしたよ」と藤原さんを褒めた。
現在、就活生という田村さんには、志望先が映画会社と聞くと、大泉はそれまでの面接官としての高圧的な態度を一変。「この子、大事にしなきゃいけない」と言い出し、「さっきはごめんね、圧迫面接しちゃって」と謝罪。「田村さま」と呼び方も改め、松岡から「いやらしい!」と指摘を受けた。
計4人と笑いを交えながら面接をした大泉は、「皆さん良かった」と悩むも、1人目の藤原さんに決定。「一度お会いして、エピソードトークに磨きをかける稽古をしましょう。一番の大作である福山雅治さんの『スター稼業も悪くないでしょう』という、長編の練習をしましょう」と提案した。
その後、最初に伝えられていた松竹人事部からの大泉の面接官としての適性が発表に。総評として点数を付けるとしたら30点という評価に、思わず松岡は「低!赤点じゃないですか」と声をあげ、大泉も「どえらい低い」とがっかり。
だがその理由として「声を荒げたり、一貫性にかける姿勢は面接官としてNGな言動」「ご自分の話が多く、会話の内容からもご自身の損得を優先している」などがあげられると「返す言葉もないですね…」と消沈。
そんな大泉を松岡は「理想の上司と言っても人事部だけではないですから。こうやって自分の心をほぐしてくれたり、本音を引き出してくれたりする上司がいたら心強いですよ」とフォロー。大泉は「この子(松岡)は360度、完璧にケアしてる。ありがとう」と感謝を伝えた。
最後、大泉は面接の参加者に丁寧にお礼を伝えたのち「今日は面接官としましては、30点という点数をいただきましたけど、映画の中に出て来る速水という男は100点満点の男。さまざまな苦難をいろんなアイディアで周りの人を騙しながらも結果を出していく大変かっこいい上司になっております。今日の面接官・大泉とは違う、編集長・速水をご覧になっていただければと思います」とメッセージを送った。
映画「騙し絵の牙」は、3月26日(金)全国公開。
©2021「騙し絵の牙」製作委員会
配給:松竹
最新情報は、映画「騙し絵の牙」公式サイトまで。