4月7日(水)、ミュージカル「モーツァルト!」の開幕前日の取材会が行われ、Wキャストで主演を務める山崎育三郎と古川雄大が登場した。
今回、2018年以来3年ぶりとなる公演。稽古の状況などを聞かれた山崎は「コロナ禍ということで、稽古もマスクをした状態でした。貧血になる感じで、山でトレーニングしているようでしんどかったですし、でも、すごく強くなった気がします」と、コロナ禍での稽古に苦労した様子。
その一方で、「ヴォルフガング(・モーツァルト)の役を11年やっていて、初めてこの赤いコートが新品になりまして」と、目を輝かせて報告。
実は、山崎も古川も、以前ヴォルフガング役を演じていた先輩からのおさがりを着ていたといい、山崎は「たぶん、昨年(古川とともに)朝ドラに出た効果で…ついに自分の赤いジャケットを作ってもらえた(笑)」と推察。古川も「朝ドラに出たことで、新しく作っていただいて(笑)。着心地はとてもいいです」と重ね、取材陣の笑いを誘った。
古川は、Wキャストでヴォルフガング役を務める山崎について、「優しい、頼れる先輩。歌もお芝居も、分からないところは育三郎さんに聞いて。たくさん助けていただきました」とコメント。山崎も「雄大のヴォルフガングは3年前から見違えるほど進化している」と太鼓判を押す。
そして、山崎自身は「僕は24歳からこの役をやらせていただいていて、再演ごとに自分の変化に気づかされる」のだとか。「『こういうことができるようになったんだ』とか、今まで何も思わなかったシーンにグッと来ることも」と話し、その自分の変化を楽しみながらステージに立っているという。
前回の公演時には、古川が心を開いてくれないと嘆いていたという山崎だが、今は「(舞台のために)2人でトレーニングもしている」といい、古川も「もっぱら筋肉トークをしています。あとは、笑いのセンスが似ているので、くだらない冗談を言いあったりしていますね」と、舞台裏での交流を明かした。