視聴者が“今最も見たい女性”に密着し、自身が課す“7つのルール=こだわり”を手がかりに、その女性の強さ、弱さ、美しさ、人生観を映し出すドキュメントバラエティ『7RULES(セブンルール)』。

4月13日(火)放送回では、大自然の中でも、ひとりで生き抜く術を身に付けるために、日々過酷な動画制作を続けるサバイバルアイドル・かほなんに密着した。

東海地方のご当地アイドルをしていた、かほなん。コロナの影響で仕事が激減したが、「ピンチはチャンス」と芸能界で生き残るために一大決心し、“サバイバルができるアイドル”を目指すことに。

自ら山を買い、重機で森を切り開き、食糧を現地調達する様子をYouTubeにアップすると、登録者数は35万人に。自然の中で過酷な生活を送る、かほなんの7つのルールとは。

ルール①:山はひとりで行く

動画を始める前から「いろいろなところへひとりで行っていた」という、かほなん。拠点である岐阜県の山を訪れる際に、撮影スタッフやマネージャーはいない。「ひとりの方がやらなきゃいけないことが増えるため、いろいろ学べる」と、強い意志を見せた。

かほなんには、将来「無人島を買って暮らしたい」という大きな夢がある。そのために、今は生きるためのスキルを貯めている最中だという。

ルール②:自分にミッションを与える

ブッシュクラフト(自然環境における「生活の知恵」)を使い、サバイバル生活を楽しむ、かほなん。放送では、ロープと木の枝、ビニールシートを使いテントを作ったり、木の枝を箸代わりに食事をとるなど、その腕前を披露した。

「“あえて不自由を楽しむ”じゃないですけど、勉強をしながらやっているので。売っている道具を買っていたら、作り方も知らないまま『キャンプ楽しい』くらいで終わっちゃうので」と、自ら「修羅の道」を選んだ理由を口にした。

スタジオのYOUは「スゴいね、感心しかしない」と目を丸くした。さらに「数年前からキャンプは流行ってるけど、ここまでやってるとは…」と、改めて驚きの表情に。また、同じくスタジオのアルコ&ピースの平子祐希は「(サバイバル生活と言えば)完全にかほなんさんか、大山倍達(※)ですよね」と発言し、笑いをとった。

※大山倍達…山ごもり修行で空手道を極めた、極真空手の創始者。

ルール③:髪型は変えない

YouTubeの視聴者がパッと見て「かほなんだ!」と分かってもらえるように、髪型は、毎回同じ美容室に行き「1ヵ月半前の髪型に戻してください」とオーダーしている。

また、前髪は10日に1回、セルフカットで切り揃えている。「前髪や横髪は印象的な部分なので長さを変えないようにしています」と、こだわりを見せた。

YOUは「K-POPアイドルを見ていても思うけど、ファンのために髪型を変えないというのはありがたい。ちゃんと自分のプロデュースも出来てる」と、かほなんの姿勢をほめた。

すると、平子が「YOUさんも髪型変わらないですよね」と指摘。YOUは「私の場合は、すべてが面倒くさいだけなんですよ。だから変わってないだけ」と説明した。

平子が「結果として素敵になっちゃってるだけなんだ」と付け加えると、YOUは「一瞬ほめられてると思ったけど、いじられてるだけなんだ」と、いたずらっぽく笑った。

ルール④:ナイフの手入れは怠らない

自宅に帰ると、かほなんはナイフを研いだり、刃こぼれがないかチェックをする。ナイフは、岐阜県関市にある「KIKU KNIVES」でナイフ職人の、松田菊男さんの手によるもの。

動画の中で「欲しい機能がついたコラボナイフとか出来ないかな」と口にしたことがきっかけで、松田さんからメールが届いたという。日々のメンテナンスと共に、松田さんの職場を訪れ、ナイフのチェックをしてもらっている。

スタジオの長濱ねるは「YouTubeをやっていないと、ナイフ職人の方とは、つながれないですよね」と世代を超えての交流に、驚きの声を上げた。

ルール⑤:休日はホームセンターを巡回

休日は、キャンプグッズ専門店ではなく、ホームセンターにいくことを日課にしている、かほなん。山にあるものを使ってどういう風に作れるかをイメージしたり、大きな収納ボックスを前に「テーブルにもなるし、椅子にもなる」と購入するか悩む様子を見せた。

大事な日用品が買えたり、アウトドアグッズも置いてあるホームセンターについて、かほなんは、「最高です。大好き」と“いいねポーズ”を決めた。

ルール⑥:ファンに知恵を借りる

サバイバル生活で分からないことがあると、動画の中で呼びかけることにしたという、かほなん。すると、コメント欄には、釣り上級者や大工さん、紡績業、林業の方からのアドバイスが…。

各分野のプロからのありがたいメッセージを受け取ると、かほなんは「みんなで集まれば、いろんな知恵が集まるので。それを私が吸収して、ちょっとずつ成長できたら」と、思いを口にした。

ルール⑦:百名山より「そこら辺の山」

GoProを片手に、ひとりで気になった山に登る、かほなん。山を登り切ると「有名ですごい高い山じゃなくても、日帰りで行って帰って来れる山でも、地元にいい山はいっぱいあるので。そういうのを発見すると、楽しいですね」と話した。

スタジオの尾崎世界観は「有名な山じゃなくても自分が登って、そこに他の人が登って…といった風に、自分で作っていきたいんですかね」と独自の解釈をした。

長濱ねる、かほなんの行動力に「カッコいいなと思いました」

かほなんの生活について、長濱が「やっていることに嘘がないというか、その場しのぎじゃなく、ずっと積み上げてきてるから」と共感を示すと、平子は「結果的にファンが付いてきた、みたいなね」とフォロー。

さらに、長濱は「カッコいいなと思いました。自分もサバイバルじゃなくても何か見つけたいなと思いながら見てました」と、かほなんの行動力に刺激を受けたようだった。

また、YouTubeチャンネルを持っている平子は「僕らは、相方に女装させて『原宿来ましたー』といった動画をアップしているので、自分のYouTubeチャンネルがめちゃくちゃ恥ずかしくなりました」と苦笑いをしていた。