品川祐が「品川ヒロシ」として2年ぶりに監督を務めた映画「リスタート」が、4月17日(土)「第13回沖縄国際映画祭」の特別招待作として上映された。イベントでは品川に加えて、主演を務めたEMILYと、共演のSWAYが登壇。映画は沖縄でも同時に上映され、舞台挨拶はオンラインで中継された。

この映画は北海道・下川町と吉本興業がSDGs推進における連携協定を結び発足したプロジェクトで、2019年6月から9月まで実施したクラウドファンディングで募った資金で制作された。7月16日より全国公開される。

本編では夢見て上京するも夢破れた主人公が、故郷に帰り心を取り戻していく様子が描かれている。

上映の観覧にはクラウドファンディングで出資した人たちが集まり、上映が終わると客席からはスタンディングオベーションが巻き起こった。

主演を務めたEMILYは、今作が女優デビューにして映画初主演。「撮影は夢のような時間でした。品川さんがずっと面倒見てくれて、手厚い超贅沢な時間の中で演じさせていただきました」と振り返った。

品川は偶然見ていたテレビ番組を見てEMILYに興味を持ってオファーしたそうで、「MVを観たら歌も上手いし、表情も豊かなので、ツイートしたらまんまと喰いついてきた」とジョークも。キャスティングの裏側を明かした。

クラウドファンディングには数多くの芸人も参加しており、本編にも出演している。品川は、「ダイノジの大地さんも(クラウドファンディングを)してくれたんですけど、すっかり忘れていて出てないんですよ」とコメント。「しなっち俺も参加したんだよ!」とLINEが送られてきたエピソードで笑いを誘った。

EMILYは川で流されるシーンに触れて、「あれは水難事故!本当に流されて川の中に一度消えたときは自分終わったと思った」と知られざるハプニングを告白。

SWAYは川に入るために上半身裸になるシーンを振り返り「わざわざシャツを脱いで川に入るあざとさ。自分で自分が恥ずかしい」と赤面。品川からは「アベンジャーズみたいな体をしていた」、EMILYからは「よだれもの」と絶賛されていた。

作品に対して品川は「みんなが自分の青春の1ページを振り返ったような感覚で参加してくれ、クランクアップのときには熱くなって、初めて泣いちゃいました」とコメント。

EMILYは「今こそ世に出すべき作品だと思います。今はどん底の気分かもしれないけど、どんな状況であれ望めばリスタートできる」と作品に込められた思いを含めて語った。

映画「リスタート」は7月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国公開。

©吉本興業
配給:吉本興業

最新情報は、映画「リスタート」の公式サイトまで。