4月24日(土)23時40分より、大地真央主演、オトナの土ドラ『最高のオバハン 中島ハルコ』第3話が放送される。
本作は、名古屋出身の毒舌スーパーレディ・中島ハルコ(大地真央)が、ひょんなことから知り合った庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)を振り回しながら、東京と愛知を舞台に、世の中の悩みをぶった斬っていく痛快ストーリー。
SNSでは「スーパーセレブな水戸黄門みたい!」といった声のほかに、「生しるこサンドが気になる」といった、ドラマに出てくる名古屋おやつへの注目度も高まっている。
第3話で、ハルコに悩みを相談する東大卒の編集者・高田真央を演じるのは、愛知県豊橋市出身の女優・真魚(マオ)。
4月19日(火)、真魚はドラマの宣伝のため、久しぶりに地元・愛知に帰郷し東海テレビの朝の情報番組『スイッチ!』のエンタメコーナーに出演。
「田原市の農業高校で、四角いメロンを作っていました」と、愛する三河をPRし、スタジオが大盛り上がりとなった。
さらに、4月14日(水)~19日(火)までボートレース蒲郡で開催していた「最高のオバハン 中島ハルコ杯」の表彰式に登壇。ボートレース蒲郡は、今回ロケ地として使われた縁(第6話で登場)から、「ハルコ杯」が実現。
今回、地元出身の真魚がプレゼンターに選ばれ、優勝した松下一也選手に副賞の商品券とドラマ内で出てきた名古屋銘菓の詰め合わせを送った。真魚は、松下選手の勝利を称えるとともに、「スピード感があってドキドキしました。解説どおりに舟券を買い、当てることができて楽しかった」と初めてのボートレースを振り返った。
仕事とはいえ、地元・愛知を満喫した真魚。慣れ親しんだ三河弁が飛び出すなど、地元愛が溢れていた。
そんな真魚扮する東大卒の編集者・高田真央は、ドラマではいづみの後輩で結婚したいお年頃の悩み多き女子。第3話でキーパーソンとなる役柄を演じる真魚に、話を聞いた。
<真魚 インタビュー>
――真魚さん演じる高田真央は、どんな役どころですか?
私が演じる高田真央は、原作にも漫画にも出てくるキャラクター。東大を卒業した、世間でいう高学歴の女性です。なかなか彼氏ができずに悩んでいるという設定だったんですけど、印象としては真面目だなと。
親の期待に応えようと一生懸命に勉強して東大まで入って、就職も頑張って、さらに結婚までっていう、すごい真面目だからこそレールに外れないようにして「自分はこうじゃなきゃ!」っていう気持ちが強い女性です。
私自身は、学歴をあまり気にすることはないんですけど、キャラクターとしては東大卒っていうプライドがありつつも人間らしい焦りを意識しました。原作では、どちらかというと落ち着いていて穏やかな印象だったんですけど、現場でほかのキャストの方との温度や監督の演出で、シーンによってはちょっと勢いのある役になっていますね。
――ご自身と似ている点・似ていない点はありますか?
まず、自分の名前と役名の「マオ」っていうのが一緒です(笑)。そして、私もお芝居の話になるとパッと自分の意見を言ってしまうところがあるので、彼女(高田真央)が結婚相手に求めることを熱く語ったりするところは、共通点があるように思います。
彼女にとっては、結婚がひとつの大切な着地点。そんなふうに自分が大切だと思っているものに対する意欲や情熱みたいなものは自分と似ていると思いますね。
似ていない点は、真面目なところ。私はあまり真面目じゃないので(笑)。周囲に期待してもらったら「頑張らなきゃ!」とは思うんですけど、逆に、頑張りすぎると空回りしちゃうタイプだと思っているので、あまり「やらなきゃ!やらなきゃ!」とならないように考えますね。
何事もバランス良くできるように意識している感じですかね。
――大地真央さんのとの共演はいかがですか?
本当に品があって、まとっているものがすごく清らかで圧倒的なオーラがある方。でも、そこに怯えるんじゃなく、一緒にお芝居する時は、ちゃんと共演者としてその場に立つように心がけました。
大地さんは、本番中じゃない時も気さくに話してくださって、品だけでなくユーモアもあって、すごくチャーミングな方。ハルコ先生の衣装は、美しくてゴージャスなんですけど、1回ラフなツナギ姿みたいな時があって(※)。
「今日はラフな衣装なんですね」って言ったら「そうなのよ~」って、おどけた感じがすごくギャップがあって。でも、それがホントに素敵で。こんなに品があるのに、ツナギも似合ってしまうのも、さすが大地さんですよね。
(※)第1話の動物園でのオーバーオール姿
――松本まりかさんの印象は?
奇怪な役が多かったりするのに、今回はコミカルな役で、本当に役の幅が広く不思議な魅力がありますね。ミステリアスなんですけど、“松本まりかさんのお芝居”として確立しているといいますか、自身の魅力を最大限に生かしているなという印象です。
今回、先輩・後輩という設定なので一緒のシーンが多いんですけど、つかみどころがないかと思うと、すごく距離が近かったりして、「可愛い!」と思う時もあれば「かっこいい」と思う時もあって、本当に目が離せない魅力があります。
――地元・愛知でのロケが多いですね。
地元で撮影ができるのは、うれしいですね。豊橋に住んでいた20代のころは、休日になると名古屋まで名鉄(名古屋鉄道の略)で行って、よく大須商店街(※1)で遊んでいました。
名古屋に行ったら大須に寄りたいなと思って、食べ歩きしたり、服が好きなので服を見たり。あの商店街だけで時間が経っちゃうんですよね。ロケ地の中で特に印象に残っているのは、幸田町のパン屋さん「緑と風のダーシェンカ」(※2)。
撮影後に、そちらのパンをいただいたんですけど、すごく美味しくて。愛知にいた時には、行ったことがなかったので「こんなに美味しい天然酵母のお店があったんだ!」って驚きました。本当に美味しいのと、外観を含めロケーションがすごく素敵なパン屋さんなんです。
(※1)第2話で老舗ういろう店・紫風堂のロケ地となった「青柳総本家」がある商店街。
(※2)第3話&第4話で登場するパン屋さん・やまちゃんパンのロケ地。
――ドラマには、たくさんの名古屋グルメが登場します。真魚さんオススメの名古屋グルメは?
名古屋メシでは、JR名古屋駅の3・4番線ホームにある、きしめん(※)ですね。ホームできしめんを立ち食いするというのが、私にとって名古屋メシの印象なんです。
それから、名古屋おやつならアンコ!とにかくアンコが好きなのと、名古屋というとアンコを使ったお菓子も多いし、モーニングで小倉トーストとかもありますし。有名どころでいうと「しるこサンド」というのがあって、それよりちょっとグレードアップした「生しるこサンド」も美味しいんです。
アンコは、地元の味ですね。名古屋メシや名古屋おやつを食べながら、このドラマを見て、みんなが笑顔になってくれたらうれしいです。
(※)「名代きしめん 住よし JR名古屋駅3・4番ホーム店」
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<第3話あらすじ>
「私、結婚がしたいんです!」。いづみ(松本まりか)の編集部の後輩・高田真央(真魚)には、東大卒ゆえに、器の小さい男に敬遠され結婚できない悩みがあった。
ハルコ(大地真央)は、そんな真央といづみを、女医御用達のセレブ婚活パーティーに「三流大出の女医」と詐称して参加させる。
意外とノリノリな真央と、経歴詐称にドキドキするいづみ。そんな中、いづみがとある男性と急接近!?さらに、ハルコには、ある思惑があるようで…。