“目の保養”となるような麗しい男子を紹介する「眼福♡男子」企画のVol.59は、杉野遥亮(すぎの・ようすけ)。

6月7日(月)より上演される「夜への長い旅路」で、初舞台に挑む杉野のインタビューを前後編でお届け。前編では、舞台や役者の仕事に対する思いを明かしたが、後編では、忙しい毎日の中での癒しや、夏にやりたいことなど、素顔に迫った。

「無理しないこと」が笑顔の秘訣

──杉野さんは、バラエティ番組などで見ていると、すごく笑顔が印象的ですね。

ありがとうございます!

──笑顔でいる秘訣はありますか?

元気じゃないときもありますよ(笑)。秘訣ってなんだろう。実は自分の笑顔ってあまり好きじゃないんです。なぜかと言うと、この仕事をするようになって気づいたんですけど…例えば、緊張していたり、無理やり笑おうとしたりするときは顔が引きつってしまうから。だから、「無理して笑わないこと」が、楽しく仕事をする秘訣という感じかもしれないです。

──無理しないからこそ出てくる笑顔は、よりナチュラルということですね。

そうですね。「笑顔でいなきゃ」と思っているわけでもないですし、心が沈んでいるときはまったく笑わず、“どよーん”となりますから(笑)。

──逆に、心が沈んだときに浮上する方法はありますか?

何が原因で沈んでいるのかを自分でわかっておかないと、いつまでもその状態に引きずられてしまうので、ハッキリしておくことですね。

そのために、1日の終わりや仕事の合間の、ただ歩いているときでもいいのですが、自分1人の時間を作るようにしています。自分が今、何をどう感じて、どう思ってるのかということを考えてボーッとする時間が、沈んだ心を浮上させるときには大事なのかなと思います。

──コーナータイトルにかけまして、杉野さんの“眼福”なものを聞かせてください。

動物の動画とか見ていると癒されます。YouTubeとかで見ることもありますし、写真を見て癒されることもあります。

動物って、めちゃくちゃ純粋で、愛を感じます。信頼してくれているのが分かった瞬間は、もう幸せです!その一方で、なんでこういう人間関係を築けないんだろうな、と思うこともあって。動物にはどんな自分もさらけ出せるのに…。

あともう一つ眼福なものがあります!この間、事務所に行った時に撮った桜です(取材は4月上旬)。「もう葉桜だな…早いな」と思って撮りました。

やっぱり桜っていいですよね。風に吹かれて散っているところを見ると、「誰か、今の俺を撮ってくれ!」と思います(笑)。…それは冗談ですけど、なんだか心地いい気分になりますし、「春が来た」と思うと同時に「始まり」を感じて、すごくうれしくなります。

──そして、あっという間に夏がやってきますが、この夏にやりたいことはありますか?

昔から、マリンスポーツをやってみたいという思いはあります。ただ、今のコロナ禍でできるかどうかはわかりませんが…もし、機会があれば挑戦したいです。あとは、グランピングもやってみたい。今、すごくアウトドアに興味があります!

撮影:河井彩美
ヘアメイク:NEMOTO(HITOME)
スタイリング:伊藤省吾(sitor)