4月27日(火)、映画「キャラクター」の完成報告会が行われ、菅田将暉、Fukase、高畑充希、中村獅童、小栗旬、永井聡監督、原案・脚本を担当した長崎尚志が登壇した。

「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったら」。本作は、そんなアイデアを基軸に、登場人物それぞれが幾重にも交錯し、運命を翻弄されていく物語を描いたダークエンターテインメント。

売れない漫画家・山城を菅田が、殺人鬼・両角を本作が俳優デビュー作となるSEKAI NO OWARIのFukaseが演じる。

劇中で両角(Fukase)が起こした殺人事件を追う刑事・清田を演じる小栗は、監督からの「かっこいい小栗旬が見たい」というリクエストを受け、役作りをしたそう。「1度読み合わせをしたときに、監督から『もう少しかっこいい小栗さんがいい』と言われて。『もっとかっこつけていいんだ』と思って、撮影では全力でかっこつけたら…かっこいいんですよねぇ」と、しみじみ。

清田とともに事件を追う刑事・真壁を演じた獅童も「『かっこよく』と言われて、あれだけかっこよく演じられる小栗はすごい!」と絶賛。さらに「勉強になりました」と語り、笑いを誘った。

そんな小栗と獅童に対し、「大先輩たちなので、今日、振り向くのが怖いんですよ。金剛力士像みたいに鎮座していて(笑)」と菅田。そんな冗談を言いながらも「現場でいろんなお話ができたことが幸せで、甘えさせてもらいました。獅童さんは、歌舞伎もお誘いいただいて。僕の知らない世界をたくさん教えてもらった感じ」と、尊敬のまなざしで語った。

山城(菅田将暉)の恋人・夏美役を演じた高畑は、「後半は、血まみれの撮影が多く、体験したことないくらいの血のりに興奮した」と、撮影を回顧。すると、菅田が「『血だらけ~』って言いながら、写真撮ってましたね(笑)」と暴露した。

そんな血だらけでの撮影の合間に、菅田、Fukase、高畑は「6文字以上しりとり」をしていたという。Fukaseは「たいしたこと言っていないのに、2人が僕のことを持ち上げてくるんです」と不服そうに語ると、菅田は「いやいや!しりとりで“ブレーメンの音楽隊”って出ます?」と反論。

高畑も「センスありましたよ」と追随すると、Fukaseは「『さすがミュージシャンだわ』って…いじられていました!」と納得できないといった表情を見せる。そんなワイワイとしたやりとりを見ていた小栗が「…なんか、楽しそうだね(笑)」とボソリとつぶやき、会場に爆笑が起こった。

映画「キャラクター」は、6月11日(金)よりロードショー。
©2021 映画「キャラクター」製作委員会
配給:東宝

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