5月12日(水)にフジテレビで放送された『ひみつのイチバンボシ』。今大活躍しているスターの皆さんが「この人すごい!」とその才能に驚いた心の中のナンバーワンスター=“ひみつのイチバンボシ”を紹介する番組だ。劇団ひとりとバラエティ番組のMC初挑戦の松本まりかが“劇団まりか”として進行することも放送前から話題になっていた。
今お笑い界で最も輝いているニュースター、マヂカルラブリー・野田クリスタルが、相方の村上とスタジオに登場。初対面の松本から「とがっていますよね。すごい好きです」と絶賛される。
17歳の野田の膝が震えた!「なんじゃ これは!?」
そんな野田が明かしたイチバンボシは…芸歴20年のお笑いコンビ、モダンタイムスだった。今から18年前、17歳の時、松本人志に憧れすでに芸人だった野田。しかし、舞台に立つためには自分で参加料を払い、ネットで見つけた相方が書くつまらないネタを披露する日々だった。すると、ある日、舞台袖から見たものに膝が震え「なんじゃ これは!?」と衝撃を受けることに…それがモダンタイムスの唯一無二のネタだったのだ。
“ホームレス状態”“週2アルバイト”42歳モダンタイムスの日常に密着
VTRではモダンタイムスのふたりの日常を紹介。川崎誠(42歳)は所属事務所が運営しているライブハウスで寝泊まりする日々。昨年、彼女から追い出されたため“ホームレス状態”だという。「金はなくてもアルバイトはしない。笑いだけで食っていく」がポリシーだそうだ。相方のとしみつ(42歳)は、週2回のアルバイトをしながら都内のワンルームにひとり暮らし。ふたりは小学3年生の時に出会い、高校まで同じ学校に通い、その後青森から上京した。小劇場の舞台に立ち続け、そこでマヂカルラブリーと出会った。ふたりは今も地下芸人として活動を続けている。
野田は「自分たちが“漫才じゃない漫才”と言われることが恥ずかしくなる」くらい彼らがすごいと熱弁。村上も今回の放送について「いい機会をいただき、是非見て頂きたい」を語った。
そしてついに、スタジオの“劇団まりか”の前に、モダンタイムスのふたりが登場。ネタを披露した。
“分からぬー漫才”に「はまったらめちゃくちゃ揺れるね」(劇団ひとり)
上半身裸にサスペンダーを前後逆につけ、それぞれ「優勝」と「最強」というお面を付けて登場したふたり。謎のやりとりをしたあと「分からぬー」と飛び跳ねる。お互いの顔や実家をいじったと思うと、いきなりぶちキレるという内容だ。
見終わった後、ひとりは「野田の言っていることがわかった、これは漫才じゃない!」と、驚きを隠せない。しかしモダンタイムスのふたりは「これはもう漫才です」と言い切った。松本は「理解が追いつかない。才能しか感じない。天才ってこういうことなのかな」と語り、ひとりは「はまったらめちゃくちゃ揺れるからね。ならなければ一切ウケない」とうなった。
モダンタイムスにとって「売れること」とは?
売れることとは?と質問すると、としみつは「売れている方に見つかること」と笑い、劇団ひとりは「いやいや紹介されているだけだから!」とツッコんだ。
野田は「人を笑わせたいという信念でそうなっているわけじゃないのが天才。僕らは(天才)風なので。モダンタイムスはナチュラルでこうなっていて、狙ってもない」とコメント。ひとりも「奇をてらっていないよね」と賛同した。
「ナチュラルで“こうなっている”のが天才」(野田クリスタル)
としみつは今後の活動について「コメンテイト(※コメンテーターのことを言った)もできますよ」と張り切り、コロナ禍を打破するためには?とひとりから質問されると「都とちゃんと話し合わないとダメ」と自信満々に語り、スタジオを笑わせた。
5月19日(水)の放送では、アイドルから本格派女優に華麗なる転身を遂げた川栄李奈が、衝撃を受けた名バイプレーヤーを紹介。さらに、人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマン、尾崎世界観が心を奪われた“孤高のラッパー”を明かす。スタジオに登場したラッパーのパフォーマンスに一同うっとりすることに!