5月17日(月)、映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」の10thアニバーサリーイベントが行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登壇した。

映画「るろうに剣心」は、和月伸宏作の人気コミックを原作に実写化され、シリーズ3作の累計興行収入が125億円以上を突破した人気作。幕末から明治にかけての動乱の時代を舞台に、“人斬り抜刀斎”として恐れられた主人公・緋村剣心の活躍を、迫力のアクションシーンを交えて描いている。

「~The Beginning」は、先日公開された「るろうに剣心 最終章 The Final」と二部作として制作され、6月4日(金)に公開される。

佐藤は、ONE OK ROCKが歌う「~The Beginning」の主題歌をバックに有村の手を取りエスコートしながらステージに登場。司会から「今、SNSでは皆さん泣いてます!」とファンの様子が伝えられると、佐藤は「僕も、まさか曲がかかると思っていなかったので…グッとこらえています」と笑顔で明かした。

現在、東京、大阪をはじめとする各地に緊急事態宣言が発出されており、映画館が営業していない地域も多い。そんな中、「るろうに剣心 最終章 The Final」が公開中であることを受け、佐藤は「特に地方の方がこの映画を支えてくださっていることに感謝」と、大変な時期でも作品を見てくれているファンに感謝の言葉を。

続けて、「僕の中では、緊急事態宣言が明けてから、真の初日として何かできたらいいなって。だって、僕の友達もほとんど見れてないんですよ!」と、今後の予定は決まっていないものの、佐藤個人の意見として発言。「6月以降またどこかで大きな花火を打ち上げられたら」と言うと、大友監督も「俺も乗った!多くの方に見ていただくために、なんでもします!」と宣言しファンを沸かせた。

「るろうに剣心」シリーズ初参加にして、剣心に多大な影響を与える巴役を演じた有村は、「1ヵ月くらいの撮影でしたが、とても長く感じました。だけどあっという間に終わってしまって…」と、撮影を回顧。「夢の中みたいな感覚でした」と付け加えると、佐藤が「僕も同じです。我々は同じ夢の中にいたのかもしれません(笑)」と同調。

ここでお互い見合って笑いあう2人を収めようと、取材カメラが一気にシャッターを切ると、「こういう瞬間にカシャカシャってなるの恥ずかしい(笑)。いらんこと言わなきゃよかった…」と照れ笑いしていた。

そんな佐藤と有村に「現場でのお互いの印象は?」という質問が。佐藤は「(有村は)巴くらいミステリアス。本当に心の奥底で何を考えているか分からない。何か隠し持っているんじゃないかと思わせる人ですね」と回答。佐藤の言葉に対し、「そんなことない」と言うように首を横に振っていた有村が、「(佐藤は)すべて身を委ねられるというか…」と答えると、佐藤は「身なんか委ねてたの?めちゃくちゃ自立してましたよ(笑)」とキョトンとした顔で明かし、笑いを誘った。

「~The Beginning」では、剣心と巴の究極の出会いが描かれることにちなみ、「自身にとっての究極の出会いは?」という質問が飛ぶ場面も。佐藤は「もちろん『るろうに剣心』ファミリーとの出会いでしょう」と即答。「僕にとって『るろうに剣心』に出会ったから、今の自分がいることは間違いない。皆さまとの出会いは非常に大きい」としみじみと語った。

続く有村は、少し考えたあと「…お寿司(笑)。人とか作品とかいっぱいあるんですけど、ここはお寿司で」とはにかむ。「お寿司が世界で一番大好きで。(出演作品などで)自分が走り切ったぞと思った時にだけ、お寿司が食べられるって自分の中で決めているんです」と、自身のルールを明かした。

司会から「『~The Beginning』のあとは、お寿司食べましたか?」と聞かれた有村は、「…たべ…た!」と回答。佐藤が「走り切ったと思ってもらえて良かった(笑)」と、ホッとした表情を浮かべていた。

最新情報は、映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」公式サイトまで。

©和月伸宏/集英社
©2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会