5月26日(水)、劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の完成報告会が行われ、本作の企画・プロデュースを務めた明石家さんま、声を担当した大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、監督の渡辺歩が登壇した。
この報告会の模様は、Twitter、TikTok LIVE、LINE LIVEにて、ライブ配信された。
映画を見た感想について、大竹は「本当に画が美しくて、ストーリーやセリフで心が温かくなる作品なので、家族で楽しめる作品だなと思いました」と語ると、さんまが得意の引き笑い。笑った理由を大竹が問い詰めると、さんまは「俺の前で『家族』というワードを口にするな」と指摘した。
すると「ごめん、ごめん、家族いないもんね」と、元夫婦ならではの息の合った掛け合いを見せ、会場からは笑いが起こった。続けてさんまが「前はあったんやけど」とおどけて見せると、大竹は「家族がいる人もいない人も、楽しめる映画だなと思いました」と、機転を利かしコメントした。
Cocomiは「いろいろなところにフラグ(伏線)があって、それを見つけるのも楽しくて。画もキレイで、(アニメ制作会社)Studio4℃さんの作品が、もともと好きなので」と明かした。そのコメントに、さんまは「君は世渡りも上手いね、親の顔が見たいわ」とボケた。
また家族で試写をし、「おばあちゃんも母親も、見た後にみんな目が充血していて。普段、映画で泣かない私も涙を流してしまいました」と作品を振り返った。
すると、さんまは「おばあちゃんに喜んでいただけたのが、非常にうれしかったです。おばあちゃんの涙顔を見て、本当に感動しました」と、プロデューサーとしての胸中を明かした。
MCが「ご家族のいらっしゃる方は、ご家族のことを思い出して…」とコメントを挟むと、「誰が家族の話をしろって言ってるんや、それはさっき終わってるやろ」と、さんまにツッコまれた。
昨年父となった花江は「親の立場に立ってはじめて肉子ちゃんの気持ちが分かる、といった新しい感情の持っていき方があって、幅広い年代に楽しんでいただける作品になっていると思います。作中では、特に食べ物の画が美味しそうで、それをみているだけでも楽しいです。お腹が空いている状態では見ない方がいいかもしれないですね」と、違う切り口で笑わせた。
大竹しのぶのオファーについて、「僕が選んだわけではありません」(さんま)
また、大竹へのオファーについて、さんまは「僕が選んだわけではありません。他のスタッフが打ち合わせで『大竹さん』と口にしていて」と、あくまでスタッフがオファーしたと説明。
しかし大竹は「どうしても、さんまさんが大竹さんで…」と、スタッフからお願いされたと告白。それについて疑問に思った大竹は、「『どうしても』って言った?」とさんまに連絡すると「言ってない」と返事されたという経緯を、笑いながら紹介した。
作中のセリフで、標準語だけでなく関西弁にも挑戦したCocomiは「すごく難しかったんですけど、アフレコのとき、さんまさんに細かく指導していただいて、何度もセッションして完成させました」と回顧。
そんなCocomiにさんまは「役的にはすごく大変で、『よくクリアしたな』と感心したんですけど。彼女は、フルートや音楽がすごいので、関西弁を音符で覚えるんですよ」と、印象的なエピソードを交え、Cocomiを称賛していた。
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劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」は、6月11日(金)全国ロードショー。
配給:アスミック・エース
最新情報は、劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」公式サイトまで。