女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『NONSTOP!』の金曜恒例コーナー「NONSTOP!サミット」。
5月28日(金)の放送では、「ママの理想の生き方」「ポジティブやっかいさん」というテーマについて、MCの設楽統と三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋、カンニング竹山、坂下千里子、婦人公論元編集長の三木哲男が討論した。
「ママの理想の生き方」でまず登場したのは、「子育てのために時短勤務中。専業のママやフルタイムで働くママを見るたび、自分は子育ても仕事も中途半端だと落ち込んでしまう」という30代女性のお悩みだ。
坂下が「毎日なんで部屋がこんなに汚くなるんだろうと落ち込むし、理想の自分になれていないと凹む」と悩みに共感すると、千秋も「子育てと仕事、どちらに比重を置くか決められていないママの方が多い。子育ては点数がつくものではないから、自信を持ちづらい」と言い添えた。
視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、そんなお悩みを理解できるか問いかけると、「理解できる=73%」「理解できない=27%」という結果に。竹山は「ちゃんとする必要なんてない。母親が100点じゃなくても、子供は大丈夫」とママたちにエールを送った。
起業コンサルタント・作家で「神子育て」の著書の星渉氏は、「5年後の目的地を設定し、それを叶えるために3年後、1年後にどうなっていたいかを書いてみる」という方法を提案。
目標は途中で変わっても構わないし、大雑把でもOK。もし目標が思い浮かばない場合は、「自分がどうなりたいか」だけでなく「家族」「働き方」など、さまざまな角度から考えると良いそうだ。
番組では、星氏が開催している講座に通い、会社員を辞めてフリーランスとして働き始めた女性や、看護師として働きながら子育てについて助言する講師としても活動する女性も取材した。
「今が最高に幸せ!」「子供が大きくなったらこれをしようと思うことで、子育ても楽しめた」という2人に、坂下は「この人はこんなにキラキラしているのに、自分は…と比較しちゃうけど、それがダメなんですよね」と苦笑。番組公式SNSにも「隣の芝は青いもの」「人と比べるから辛くなる」「必ずしもキラキラする必要はない」という声が多く見られた。
「海外留学に憧れているが、家事や育児に追われて踏み出せない」という30代女性のエピソードでは、竹山が「我慢が一番いけない。我慢しても何も残らない」という瀬戸内寂聴から言われた名言を紹介した。
専業ママの友人に「今子育てしているけど、将来どうしたい?」と質問して、彼女たちが胸に秘めていた「夢」を聞き出し、ママたちのハンドメイド雑貨のお店を立ち上げた千秋は、「言葉にすることで夢は叶うから、やりたいことを書くだけでもいいのでは」と助言。
星氏が「夢を実現した自分になりきって、そんな自分にインタビューする」という“インタビューワーク”という手法を提案すると、坂下は「今夜からやってみる!」と笑顔を見せた。
三木は「最初の一歩目から大きく踏み出すのは無理。最初の一歩に向けて足踏みをし続けることが大切で、そうすれば少しずつでも踏み出せる」とアドバイス。すると、SNSには称賛の声があがった。
「趣味がきっかけで人脈が広がっていくママ友を見ると、私の生きがいは何だろうとモヤモヤする」という40代女性のお悩みでは、千秋が「ママ友を羨ましいと思うということは、本当は何かやりたいことがあるのでは?」と指摘した。
「家でダラダラするのが、私が今やりたいことだ!」と思うなら、そんな自分を肯定してあげればいいという千秋の言葉に、SNSには「千秋さん、私を肯定してくれてありがとう!」という感謝の声も届いた。
一度褒めたら同じ料理ばかり作る夫…やっかい?うれしい?
前向きなのはいいけれど、正論すぎたり押しつけがましくてちょっと面倒な「ポジティブやっかいさん」についての話題では、「上司が社長に向かって、10日はかかる仕事を『5日でやります!』と言っていて、憂鬱になった」という30代男性のエピソードが登場した。
三木が「こういうやつほど出世する」と言うと、三上アナは「上に媚を売るだけの上司の下にはつきたくない」とバッサリ。「10日間もらった上で、5日で終わらせるほうがいいのでは?」三上アナは疑問を呈したが、三木も竹山も「最初から5日でやると言ったほうが、社長は喜ぶ」と反論した。
「料理に目覚めた夫がチャーシューを作ったので、美味しいと褒めたら、チャーシューばかり作るようになった」、「幼稚園の保護者会で(ママ同士は)下の名前で呼び合いましょうと押しつけられ、モヤモヤする」(ともに30代女性)というお悩みも。
料理については、三木と竹山が「男は同じ料理を作っているようで、前回より美味しくしようと工夫をしている」と主張。ママ同士の呼び名については、坂下が「よほど仲良くなければ、名字で呼ぶ」と言うと、千秋は「娘の園では下の名前で呼ぶことになっていたが、おかげでママたちは仲良しだった」と、呼び方で距離が縮まることもあると証言した。
SNSには「ポジティブな人は良かれと思ってやってるから…」という苦情も見られたが、「俺もポジティブやっかいさん!」「やっかいでも私はポジティブでいたい!」など、開き直ったポジティブさんからのメッセージも多数到着した。