6月9日(水)放送の『林修のニッポンドリル スシロー・餃子の王将売上番付SP』では、売上業界トップの大手チェーン2社の売上番付を調査した。

まずは、10年間回転寿司業界トップを独走するスシローで、今最も食べられている「寿司ネタ」の売上番付を発表。上位10位には、定番ネタから子どもに大人気のネタ、創作寿司などが並ぶ。

その中から、トップ5に選ばれたのが以下だ。

【スシロー売上番付 寿司ネタ部門】
第1位「まぐろ」
第2位「はまち」
第3位「えびアボカド」
第4位「いくら」
第5位「たまご」

5位の「たまご」の特徴は、ふわふわ食感。一般的に5層が多いたまごを6層にすることで、ふわふわのたまご焼きを生み出したのだという。4位の「いくら」は、一級品のマスからとれる卵だけを使用し、あえて手盛りにこだわって提供している。

3位は、2004年にスシローが編み出した創作寿司「えびアボカド」。水揚げされたばかりの新鮮なエビを冷凍せずに釜茹でし、うま味を閉じ込めている。2位の「はまち」の魅力は、とろとろ食感と新鮮さ。脂の鮮度を保つために契約養殖場で朝〆したはまちを使い、皮と身を提供直前に剥がしているのだという。

堂々1位に輝いたのは「まぐろ」だ。上質なオオバチマグロの骨周りの赤身部分「天身(てんみ)」のみを使用。実は、マグロは丸々1本買いした方が安く買えるが、すべてを寿司ネタとして使えるわけではない。使えない部位をラーメンの出汁などに有効利用することで、100円で提供することができているのだ。

スシローのサイドメニュー売上1位は?

また、スシローの「サイドメニュー」では、年間売上100億円を超えるスイーツや、おつまみ、締めに食べたい麺類などが上位10位を締めた。

その中から、トップ5に選ばれたのが以下だ。

【スシロー売上番付 サイドメニュー部門】
第1位「季節の茶碗蒸し」
第2位「フライドポテト」
第3位「かけうどん」
第4位「鯛だし塩ラーメン」
第5位「カタラーナアイスブリュレ」

5位は、アイスでもないプリンでもない新感覚スイーツ「カタラーナアイスブリュレ」。注文が入ってから表面を炙るため、香ばしくパリッとした食感を楽しめる。4位は、鯛のアラを贅沢に出汁に使用し、ホタテと合わせてダブル魚介スープにすることで、専門店を超えたと話題の「鯛だし塩ラーメン」となった。

3位の「かけうどん」は、平日限定のメニュー。平日のランチにも来店してほしいと1杯130円(税抜)という超低価格で提供中。そして、女子高生の間で「ポテロー」と呼ばれ大ブレイクした「フライドポテト」が2位に。作り置き一切なし、注文後に店内で揚げ、ハンバーガーチェーン店に負けないと言われる味を実現している。

1位は、「季節の茶碗蒸し」が獲得。専門のバイヤーが仕入れた具材と贅沢な出汁を店内で丁寧に蒸し上げ、年間約2070万皿を売り上げている。

中華料理チェーン店の王者「餃子の王将」で餃子に次ぐ売上を達成したのは?

2020年度に過去最高の売上855億円を達成した「餃子の王将」。1日約200万個を売り上げる「餃子」が不動の売上1位だが、売上No.2は何なのだろうか?

【餃子の王将 売上番付】
第1位「餃子」
第2位「炒飯」
第3位「鶏の唐揚」
第4位「天津飯」
第5位「ニラレバ炒め」

5位は、国産野菜を特製ダレで炒めた「ニラレバ炒め」。レバーの臭みを消すために、各店舗で企業秘密の下処理が施されている。4位の「天津飯」は、西日本は醤油ベースの餡だけなのだが、東日本では甘酢、京風ダレ、塩ダレから選択可能。東日本エリアで3種類から選べるのは、各地方から人が集まる東京でさまざまな要望に応えた結果だという。

3位には、国産若鶏を特製ダレで味付けした「鶏の唐揚」がランクイン。卓上の王将マジックパウダー、通称“魔法の粉”をかけると、より美味しくいただけるそう。

2位には、卵とチャーシュー、ネギとご飯を手早く炒め、秘伝のタレを絡ませた「炒飯」が輝いた。