喉仏は英語で「アダムの林檎(Adam’s apple)」と言います。
アダムとは聖書に出てくるあの「アダムとイブ」のアダムで、フランス語(pomme d’Adam)やイタリア語(pomo d’Adamo)でも同様です。
西洋で一般的に使われているようですが、なぜそんな言葉にしたのか、南無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経を嗜む我々日本人にとってはさっぱり意味が分かりません。
ただ、よく考えると「喉仏」も十分に変な言葉で、どちらが変か、と問われると、仏教徒のほうに軍配が上がりそうな気もします。
それぞれの由来についてはネットにありますので、例文をしっかり学んだあとに調べてみてはいかがでしょうか。
お立ちのお客様は、つり革か隣の方の喉仏におつかまりください。
これを英語で言うと…
“If you are standing, please hold on to the strap, or the Adam’s apple of the person standing next to you.”
Point: 喉仏 = Adam’s apple
アダムの林檎というとキリスト教の聖書に出てくる「禁断の果実」を思い浮かべますよね。
実は聖書には禁断の果実が林檎であるということは一切かかれていません。
これはラテン語の誤読のせいであると言われていますが、禁断の果実を表現する時はForbidden fruitを使いましょう。
「The forbidden fruit is the sweetest = 禁断の果実が一番甘い」という英語のことわざも知っておけば便利です。
「アダムの林檎」と「禁断の果実」は同じものを指していても意味が全く違うので注意が必要です。
「Adam’s apple」、意味に気を付けながらぜひ使ってみましょう。
それではまた次回!
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