6月10日(木)、映画「クルエラ」の公開記念舞台挨拶が行われ、日本版声優、クルエラの声を担当した柴咲コウと、バロネスの声を担当した塩田朋子が登壇した。
この映画は、名作アニメーション「101匹わんちゃん」に登場するディズニー史上最も悪名高き“ヴィラン(悪役)”であるクルエラ(エマ・ストーン)の姿を描く作品。白黒ファッションでも有名なクルエラの誕生秘話が明かされる。
公開直前イベントでは、真っ赤なドレス姿で魅了した柴咲。今回は、白のワンピースに黒のベルトで、アクセントを利かせた爽やかな装いで登場。衣装のポイントについて聞かれると、「(東京は)雨が降ったり、湿気が多いこともあったので、さっぱりとした雰囲気にしたいと思い、白にしました」と笑顔でコメントした。
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公開直後から「かっこよくて、引き込まれた」、「ハマり役」と絶賛の声が相次いでいる 2 人が声を担当した吹替版。この反響について柴咲は、「友人たちが『すごく合っていたよ』と感想を送ってくれました。私自身は柴咲コウが全面に出る吹替にはしたくないなと思っているんですけど、友人の中には『私の生き方や生き様とリンクするところがあったよ』というような感想もいただいて、それは嬉しかったですね」と語った。
今作で柴咲は、実写映画の日本版声優に初挑戦。俳優として身体を使った演技と声での演技には大きな違いがあるのだという。「声でとにかく全てを表現しなければいけないし、既に演じられている役者さんに全てにあわせなければいけない。声に違和感があったら台無しになってしまうので、そこはかなり注意して取り組みました」と、実写版の吹替ならではの難しさを乗り越え、丁寧に演じ上げたことを明かす。
出来栄えについては「自分が出ているもの、関わっているものを見ると、あら探しをしてしまいがちなんですけど、声として、自分の中では合格点」と評価していた。
お互いの役どころにちなみ、「自分の地位を脅かす才能あふれる後輩がいたら?」と問われた塩田は、「そもそもおびやかされるような地位にはおりませんので(笑)」と謙遜しながらも、「才能がある若い人をみると、嫉妬というよりは本当に頼もしくて。新しい世代に向かってこの子たちはどうやってくれるんだろうとワクワクの方が強いです。ちなみに私は、若手に厳しいつもりはないけど、ものすごく怖いと言われる。バロネスみたいに」と回答し、笑いを誘った。
最後に、塩田は「どのように感じるかは皆さんそれぞれなんですけれども、絶対面白い作品です。是非本作を観た後に 『101』を観てみてください。伏線がたくさんあって本当に面白いし、それを観たらまた劇場に来たくなる作品です」とコメント。
柴咲は「心の声に従うというのがキーワード。エステラは、悪名高いヴィランだって言われる人物にな っていくんですけど、それは『自分が何をしたいかが明確にある』ということ。そんな彼女の強さをくみ取っていただけたら嬉しいです」と熱のこもったメッセージで締めくくった。
映画「クルエラ」公開中
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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最新情報は、映画「クルエラ」公式サイトまで。