2024年3月1日に急性硬膜下血腫のため亡くなっていたことが分かった漫画家の鳥山明さん。『めざましテレビ』では2013年、鳥山さんが『ドラゴンボール』シリーズのアニメとしては初めてストーリー作りから参加した劇場版『ドラゴンボールZ 神と神』が公開されることを記念し、原作者・鳥山明さんと主人公「悟空」などを長年演じる声優・野沢雅子さんの対談を放送。2人の貴重なトークを改めてお伝えします。
鳥山明さん×野沢雅子の秘蔵対談「悟空を描いていると野沢さんの声しか浮かばない」
ーー野沢さんの悟空ぶりは?
鳥山さん:僕が言うのもおこがましい。悟空を描いていると野沢さんの声しか浮かばないから、僕としてはごく普通の出来事に近いっていうか。
ーー鳥山さんにとって悟空とは?
鳥山さん:これ以上、純粋な人はいないぐらいの、「強くなりたい」というのだけをまっすぐ行っている珍しいやつだなっていう感じにしたかった。結果的に良いことをしている感じが僕は一番描きたかった。
ーー鳥山先生と悟空が似てる部分は?
鳥山さん:興味のあることにしかいかないっていうところはちょっと似てるところかな。
野沢さん:そうだと思います。
鳥山さん:あと威張るのも嫌いというのも、そこは似ていますね。
野沢さん:この世界では「神様」ですよ鳥山先生は。
鳥山さん:全然偉くなんかないですよ、僕なんて。
野沢さん:私は鳥山明=悟空だと思ってるんですよ、いつでも。
(『めざましテレビ』2013年3月27日放送より)