偏差値34から東大合格「やるからには結果を出さないと意味がない」

ーー高校1年生のときに偏差値が34だったこともあったそうですが、東大合格まで、相当努力したのでしょうか?

中高一貫校で、中学入試のために塾に通い勉強したのですが、入学後、だんだん中だるみのようになって、高校では学年で下から5番目くらいになったこともありました。それで、「これはやらなきゃ!」と思って、起きている時間はずっと勉強するようにしました。

「やるからには結果を出さないと意味がない」と思うタイプなので、やると決めたらとことんやりますが、逆に言えば、0か100か、みたいなところもあると思っています。

ーー勉強のモチベーションになったのは、どんなことですか? 

「負けたくない」って気持ちですかね。「無理でしょう」というところから始まっているので、ある意味でそれが原動力だった気がしています。

中途半端に成績が良い状態から始めたらダラダラしちゃったと思うんですけど、「ここから東大に受かったらカッコよくない!?」みたいな気持ちがモチベーションになって、 勉強を続けたら成績も上がっていって勉強が癖づいていきました。

ーー「東大を目指す、東京に行きたい」と伝えたとき、親御さんはどんな反応でしたか?

一瞬、フワッと反対されました。というのも、私の高校で成績の良い女子は、地元の大学の医学部に行く人が多かったので、両親もその路線の方が安心だと思っていたようで。

でも、最終的には私が自分で決める、というのが家の教育方針でしたので、東京に行く、東大に行く、と言ったら許してもらえました。ですが、東京なら東大以外はダメだということで、東大一本で頑張ることにしました。

ーー座右の銘はありますか?

「努力に勝る天才なし」です。自分を天才だなんて思ったことはもちろん一度もなく、もうなんなら凡人でもないくらい抜けている人間だと自覚しているのですが、努力に関しては、才能はあると思っています。そこに関しては、恵まれていたのかなって感じています。