<味方良介 コメント>

味方良介

――本作に出演することが決まったときは、どう思いましたか?

作品を拝見したことがなかったので、過去作品を見て、独特な世界観に面食らいましたが、あの“明石家さんま”が作る世界なら、間違いなく面白いし、楽しいだろうと不安より期待が勝りました。

しかも、さんまさんとバラエティではなく、ドラマ作品で初めてご一緒するというのも貴重な経験なので、現場でお会いできる日が楽しみでした。

――腰越郁也を演じるにあたり、意識したことは?

台本を読んだときは読解が難しかったので、特にこれといった意識はなかったのですが、現場に入ってから、監督の求める演出や役、シーンの雰囲気、さんまさんの作り出す笑いを徐々に理解しながら、“腰越郁也”という人物が形成されました。

――初共演となる、明石家さんまさんの印象は?

生まれたときからテレビ画面の中で爆笑をかっさらっている“お笑い怪獣”と共演できる恐怖とうれしさで、久しぶりに震えあがりました。

もともと、バラエティを見るのは好きで、『さんまのお笑い向上委員会』を毎週楽しく拝見していて、芸人さんへのリスペクトがあり、その中でも、場を掌握するさんまさんへの尊敬は計り知れません。

ゆえに、さんまさんとの初共演がドラマで良かったと安心しているところもありました。撮影初日に、結婚のお祝いで大きな花束を持ってきてくださり、まるで初対面とは思えない空気感での会話に、いい意味で戸惑いましたが、そのおかげで気負うことなく作品に入り込むことができました。

カメラが回っていないところでも笑いを生み、奇跡を起こす、さんまさんは本当に“お笑い怪獣”でした。

――約3年ぶりとなる川口春奈さんとの共演はいかがでしたか?

3年ぶりとは思えないほど、あっさり共演がスタートしました。個人的に心地良い距離感にいてくれる川口さんと、むず痒(がゆ)いシーンを作り上げるのに勝手に苦労しました。

初共演した作品は、重厚感の塊のような作品でしたので、今作でまったく別の世界線に立てるのは楽しかったです。

――ギャグも満載の本作ですが、収録の際、大変だったこと、戸惑ったことはありますか?

お芝居とお笑いの要素が絶妙に絡み合っていて、台本を読んだ限りでは、どう作り上げられるのか未知でした。

現場でも、日常会話シーンのあちらこちらにお笑いが潜んでいて、リアクションをとらずに話を進めなくてはならず、序盤は戸惑いしかありませんでしたが、撮り進めるうちにすんなり状況を理解して、一つひとつを終えていく自分の成長にも驚きました。

ーー視聴者のみなさんにのメッセージをお願いします。 

2003年以来、21年ぶりの最新作ということで、過去のシリーズをご覧になっている方はもちろん、今回初めて見るという方も楽しめる作品になっているはずです。

登場人物だけでなく、身につけているもの、置かれているもの、すべてにお笑いの要素が含まれているといっても過言ではありません!お見逃しなく!

もちろんお笑いだけではなく、家族愛もこの作品の大事なテーマになっているので、そのストーリーも見逃さないでいただけたらうれしいです。