「脳のことや医師について調べた」尾崎匠海の役作り

──女性へのアプローチ下手な部分はいかがですか?

僕もあまり得意ではないんですけど、風間よりできる自信はあります…たぶん(笑)。

──風間は大好きな看護師・森陽南子(山谷花純)にアプローチするも、スルーされていますが、尾崎さんからアドバイスを送るとしたら?

何でもかんでも、真っすぐいくな、ということでしょうか。例えばご飯を誘うときも、職場で、みんながいる前で誘われるって嫌ですよね?考えて誘わないと、と思います。

風間くんは、真っすぐすぎてダメなんですよね。…え、直球で言われれば言われたでキュンとしますか?難しいですね(笑)。

でも、恋愛は駆け引きだとよく言いますから。気持ちだけじゃなくて、頭も使って行動しなきゃダメだよと演じながらいつも思っています。

──役作りはどのようにしていますか?

ある程度のイメージを持って現場に入ったほうがいいと思い、脳のことや医師について調べました。そこから現場に入って、皆さんと過ごすことで、よりキャラクターが見えてくる感じがあって。

手術シーンの撮影をしていても、研修医の立ち位置がよく分かりましたし、前もって調べたうえで、実際に現場で動いてみることは大事だなと実感しています。

あとは、素敵な俳優陣の皆さんがいるので自然と引っ張られて、役が出来上がっている気がしています。

──医師について調べて、驚きや発見はありましたか?

動画や記事などを見たのですが、一流の先生方も日々新しいことを研究したり、勉強したりしていて、奥が深いんだなと思いました。

脳外科医は手先が器用じゃないといけないようで、僕も研修医役ではありますが、今、日頃から手を意識して使うようにしています。

──医療用語など、覚えるのは大変ではないですか?

風間は研修医なので、あまり難しい言葉を使うタイミングはなくて。ただ、もう少し話が進んだら難しいセリフが出てくるかもしれないので、そこは準備をして、対応できるようにと思っています。