<ストーリー>

父を亡くしたあの日。幼い依音を救ったのは、若旦那様がくれた甘い金平糖だった―。

浅草の老舗・染谷旅館でひたむきに板前修業に励む鶴岡依音(井頭愛海)。

幼いころ、先代の板長だった父を亡くし、悲しみに暮れていたところに光を与えてくれた若旦那・染谷雪斗(高野洸)を尊き“推し”と崇め、美しく仕事熱心な姿をみて密かに思い続けていた。

そんなある日、若旦那の縁談のウワサを聞き、ショックを受けるも「板前としてお役に立てるよう修行を頑張ろう!」と、なんとか気持ちを切り替える依音だったが、銭湯から帰ろうと外に出ると待ち伏せする雪斗の姿が…。さらに、思いがけず二人で依音の部屋へ行くことになり!?

職場では冷静沈着で憧れの的の雪斗だが、健気でピュアな依音の前では気持ちを抑えきれずに…。

十年来の思い人との密会に嬉しくも戸惑う依音だったが、翌日の朝大旦那の前で雪斗から突然のプロポーズを受けて――。