11月6日(木)~8日(日)、『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント2026』が放送されます。

11月5日(木)~8日(日)に開催される本大会。1969年に男子プロゴルフツアーとして関西でスタートし、今年で57回目を迎える、国内屈指の歴史を誇るトーナメントです。

2023年に『ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント』として新たに生まれ変わり、今回で4回目の開催となります。

カンテレでは、熱戦のもようを3日間にわたって放送予定。鳥谷敬さんが4年連続でスペシャルリポーターを担当(6日、7日のみ)。解説は水巻善典プロ(7日、8日のみ)と、佐藤信人プロ(3日間出演)が担当し、最終日の8日(日)にはゲスト解説として丸山茂樹プロも出演します。

細野勇策選手と元阪神タイガース・岩田稔が対談

今大会の注目選手の1人が、現在ポイントランキングでトップを走る23歳の若手実力派・細野勇策選手。

父親の影響で6歳のときにゴルフを始め、2021年にプロテストに合格し、2022年からツアーに参戦。

細野勇策

プロゴルファーとしては珍しいレフティ(左打ち)で、今シーズンは5月の『日本プロゴルフ選手権』で念願のツアー初優勝を果たすと、10月の『日本オープンゴルフ選手権』も制覇し、一躍、日本タイトル2冠を達成。

年間チャンピオンの獲得や、来年の『マスターズ』や『全米オープン』といった海外メジャー挑戦にも、大きな期待がかかります。

このたび、大会開幕を前に、ゴルフ通で知られる元阪神タイガース・岩田稔さんとの対談が実現。日本ゴルフ界の若きホープが、快進撃の舞台裏や知られざる苦悩、そして今大会への思いを語りました。

「まさか2勝目が日本オープンとは」飛躍を支えた反骨心と安定感

対談冒頭、岩田さんから『日本オープン』優勝の率直な心境を問われた細野選手は、「今年は日本プロで初優勝して、今年中にもう一度、できるだけ早く2勝目を挙げたいと思っていました。まさかその2勝目が日本オープンになるとは思っていなかったので、率直にうれしいです」と笑顔を見せました。

これに対し、岩田さんも「近いうちに2勝目を挙げられたことがすごいですよね。調子の良さが結果につながっているんでしょうし、国内メジャーで結果を残しているのは本当にすごい」と賛辞を送ります。

細野選手は、今シーズンの強さの要因について、技術的な大きな変化はないとしつつも、「去年までは予選から決勝にかけて少しずつショットが狂い始めて、流れが悪くなることがありました。今年は開幕から4日間を通して安定したゴルフができていたので、『優勝争いさえできればチャンスはある』という感覚がありました」と自己分析。

「去年まで悔しい思いをたくさんしてきた経験を生かして、『今度こそ結果を出してやろう』という反骨心のようなものが自然と身についてきたのかなと思います」と、メンタル面での成長を明かしました。

左から)岩田稔、細野勇策

珍しいレフティとしてツアーを戦う細野選手ですが、その道のりは、決して平たんではありませんでした。

ジュニア時代はレフティ用のクラブが少なく、「海外から取り寄せたり、大人用のレディースクラブを買って、それを短く切ったりしていたそうです。ただ、レディース用だとシャフトが柔らかすぎることもあるので、シャフトを交換したりしていました。金銭的にもかなり負担が大きかったと思いますし、本当に苦労をかけたなと思います」と、家族への感謝を口にします。

父親が動画や本で勉強を重ね、試行錯誤しながら指導してくれた二人三脚のスタイルは今も続いており、「まずはできるところまで父親と一緒にやっていきたい」と語る細野選手に、岩田さんは「その指導で結果を出してここまで来ているわけですから、一つの証明になっていますよね」と深くうなずきました。

また、生後2ヵ月で心臓の手術を受け、激しい運動を制限された過去を持つ細野選手。

もともとは家族の影響で野球をやりたかったものの、医師の助言もあり、父親の趣味だったゴルフの道へ。病気を乗り越えて続けてこられた最大の理由を「昨日できなかったことが今日できるようになる充実感があるから」と語ります。

これに、1型糖尿病を抱えながらプロ野球選手として活躍した岩田さんも「楽しいからこそ、続けられるんですね」と共感を寄せました。