<芦田愛菜 コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

もともとオリジナル版が好きで見ていた作品だったので、「まさか私にお話をいただけるなんて!」と、本当に驚きました。

南というキャラクターを作り上げていくことは、自分にとって大きな挑戦になるだろうと思いましたし、多くの方に愛されている作品だからこそプレッシャーもありますが、自分らしい南を演じられたらと思っています。

――原作のドラマの印象は?

原作の魅力のひとつは、パク・ウンビンさんが演じられたヨンウの愛らしさだと思っています。

最初は「自閉スペクトラム症の弁護士・ヨンウ」として見ていたはずが、物語が進むにつれて、一人の人間として気づけば大好きになっていました。

また、法律ドラマとしての面白さはもちろん、その背景にある人間模様も丁寧に描かれている作品なので、日本版でもそうした感情の機微を大切にしていきたいと思っています。

――芦田さん演じる、南について教えてください。

南は、これまでの人生の中で、自分の特性ゆえに周囲に助けてもらうことが多かったかもしれませんが、そうした経験があるからこそ「今度は自分が誰かの力になりたい」という強い思いを持っています。

その思いを胸に、弁護士として自身の強みである法律の知識を活かしながら、依頼人一人ひとりに寄り添い、真摯に向き合う姿がとても魅力的だと感じています。

――演じるにあたり、事前に準備したことはありますか?

自閉スペクトラム症に関する本を読んだり、監修の先生にお話をうかがったり、実際に発達障がいなどがある人たちのための学習塾に通ってさまざまな方とお会いしたりしながら、理解を深めていきました。

そのなかで特に大切にしたいと思っているのは、「感情」の部分です。

例えば、南の特性のひとつである反響言語にも、その言葉を口にする理由や思いがあるはずだと考えています。

だからこそ、南が何を感じ、何を思っているのかを丁寧に読み解きながら、誠実に演じていきたいと思っています。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

南を見ていると、人にはそれぞれ得意なことも苦手なこともあるのだと感じます。得意なことは誰かの力になり、苦手なことは周りの人と支え合いながら乗り越えていけばいい。そんなやわらかい気持ちにさせてくれる人物です。

それぞれの得意なことが、役割分担のようにつながり合いながら世界は成り立っている。そんな作品の温かいメッセージを、月曜日の夜にみなさんへお届けできたらうれしいです。