<夏子 コメント>
――原作、台本を読んだ感想を教えてください。
原作漫画を、あまりの面白さに一気読みしてしまったときの高揚感をそのままに、生身の人間が演じることの意味をとても考えて、丁寧に書かれた台本だなと感じました。演じる側にとって、挑戦状のようにも感じる台本でした。
――夏子さん演じる、露口絹子について教えてください。
ずっとひとりで闘ってきた、強くもあり底知れない寂しさを抱えた人物だと思っています。今まで誰にも打ち明けなかった絹子の秘密を、MRIを通して薪と共有することになったとき、絹子は出会ったことのない感情に出会うのではないか、それは怒りや憎悪なんて単純な気持ちではない、その何かを探して撮影していました。
――絹子を演じるにあたって意識したことは?
第九のメンバーは、人の秘密を見ることに葛藤したり苦悩したりしますが、見られた人間がどうやって世界を見てきたのか、“見る”ということを意識して演じていました。
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
本当に素敵な座組でした。松本(佳奈)監督をはじめ、現場のみなさんが倫理観を問うこの作品に真剣に向き合われていました。役者のみなさんのお芝居も、本当に素敵で、クランクアップしても、もっと一緒に撮影したい!と思いました。
――板垣さん、中島さんと共演した印象は?
板垣さんはとにかく大人っぽく、誰よりも落ち着いている方でした。中島さんはとても気さくで、中島さんがいる日は現場が明るいだろうなと感じる方でした。
お2人が並んでいると、漫画から出てきた薪と鈴木がそのままいるようで、放送がより楽しみになりました。
――第1話の見どころ、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
センセーショナルな出来事の裏にはどんな人がいて、何があり、何を感じたのか。普段忘れてしまいそうになる想像力を、今一度思い出させてくれるドラマだと思います。一緒に見て、考えながら楽しんでもらえますように。