実力派漫才師が参戦!「“離れツッコミ”No.1決定戦」

今回は、特別企画「WDC ワールド・ディスタンス・オブ・ツッコミ・クラシック」と題して、“離れツッコミ”のNo.1を決めることになりました。

“離れツッコミ”とは、藤本さんの得意技でセンターマイクの前ではなく、そこから離れてツッコむ手法のこと。大会では、漫才中に自身が「一番遠くまで行けたツッコミ」の場所を申告。センターマイクからの距離の長さで競います。 

記念すべき第一回大会には、きしたかの(岸大将さん、高野正成さん)、ザ・パンチ(パンチ浜崎さん、ノーパンチ松尾さん)、東京ホテイソン(たけるさん、ショーゴさん)、FUJIWARA(原西孝幸さん、藤本さん)の4組がエントリー。 


きしたかのは「高野が剣道4段なので、剣道の出足みたいな技術を見てほしい」とアピール。「子どもの遊び」をテーマにした漫才で…。

岸:子どもが『いないいないばぁ』が好きで。できる?

高野:できるよ。「いないいないばぁ!」

岸:(高野さんをまじまじ見て)ハゲてた。

高野:「ハゲてた」って、オイ! 

高野さんは、ツッコんだ瞬間に歩き出し、3歩ほど進んだところで「ここです!」と手を挙げました。


すかさずスタッフが駆け寄り測定。「1m80cmです!!」と記録が明かされると、スタジオは拍手喝采。

記録:1m80cm

山本さんは「剣道で培ってきた力がある。初めて見られて感動した」と心打たれた様子。 

藤本さんは「なんじゃこれ…」と吹き出しながら、「もうちょっといけたのでは。後半の伸びが足りなかった」とコメントしました。

藤本敏史

ザ・パンチは「『THE SECOND』でタイトルを獲れなかったので、ここに賭けるしかない」と意気込み十分。「ゾンビ映画」をテーマにした漫才で…。

浜崎:ゾンビに噛まれたらゾンビになる。それくらいお前だって“ごゾンビ”のはずだ!

松尾:つまんないんだけど!

松尾さんのツッコミを合図に、浜崎さんは動き出したものの、妙に控えめな動きに。藤本さんは、測定前から「アカンやろ」とがっかり。

記録:1m15cm

力みすぎたのか、まさかの結果となりました。 

 

東京ホテイソンは「漫才師・コント師・離れ師の3軸」と熱弁。「遊園地デート」をテーマにした漫才で…。

ショーゴさんのボケに、たけるさんは「いーや、観覧車のノリ!」「いーや、お猪口(ちょこ)のキャパ!」と、備中神楽の舞のような(!?)ツッコミを連発。

たける:プリクラ撮りましょう。はい、チーズ!

ショーゴ:(真顔)

たける:いーや、免許証のツラ構えー!!

たけるさんは、ダイナミックな足取りでツッコミながら5歩前進。

記録:3m10cm

脅威の記録にキャスターアリタは「来たー!」と大興奮。東京ホテイソンは「ヨッシャー」とガッツポーズを見せました。


これにもFUJIWARAは「離れツッコミの先駆者だから負ける要素がない」と余裕。

原西さんが、おなじみの「フルテンションから御臨終~」などギャグを連発するも、藤本さんはなかなか離れません。しかし――。

原西:(CMソング風に)あなた~の顔に狙いを決めて~変なチョップ!(と言って藤本さんの頭にチョップ)

藤本:なにしとんねん!わけわからんで、ほんまにこれ…。

と、藤本さんはツッコミながら、軽快な足取りで7歩も前進!ついに測定ラインからはみ出してしまいました。

記録:4m20cm

先駆者としての意地を見せたFUJIWARAに、山本さんは「次元が違いますよね。どうしてあんなに離れられるんですか?」と驚きの表情。

藤本さんは、「『離れるんだぞ!』という強い思いを持って…」と答え、スタジオに笑いが広がりました。