『密着!中村屋ファミリー』シリーズ最新作が放送されます。

歌舞伎の名門・中村屋一門がいかにして400年の伝統を継承し技を伝え続けるのか、その奮闘に密着したドキュメンタリー『密着!中村屋ファミリー 勘九郎の涙 七之助の宿命 姫路城で歴史が動いた!46年ぶりの衝撃SP』(12月22日/フジテレビ)。

出演は、中村勘九郎さん、中村七之助さん、中村勘太郎さん、中村長三郎さん、前田愛さんほか。

語りは、金子ノブアキさん、武田祐子さんが担当します。

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2023年、人々はようやくコロナ前の活気を取り戻し始め、歌舞伎の舞台にも観客のあふれんばかりの笑顔と歓声が帰ってきました。中村屋もその期待に応えるかのように疾走しました。

姫路城と小倉城、ふたつの名城を借景にした「平成中村座」では、歴史的な芸の継承や地元女子学生とのにぎやか交流が。また世界的なスポーツの大舞台では、親子そろっての勇姿が。

一方、古参のお弟子との突然の悲しい別れも…。そんな中村屋ファミリーの激動の一年にカメラが密着。中村勘九郎さんの涙の理由、そして中村七之助さんの宿命とは!?

今年も“大きな家族の物語”を感動とともに届けます。

中村勘九郎

「昔だったら打ち首!」という場所に平成中村座

5月、世界遺産・国宝姫路城の眼下に「平成中村座」が建てられました。

平成中村座姫路城外観

現場に着いた勘九郎さんと七之助さんが、思わず笑ってしまうほど見事な借景。「本当にすごい。昔だったら打ち首だ!」と、興奮が抑えきれません。

“新型コロナ”以来ストップしていた平成中村座公演。昨年、3年ぶりに浅草で再開しましたが、まだ飲食や観客の声出しが禁止などの制限がありました。

それがついに姫路の地で復活!ご飯とお酒を楽しみながら芝居見物…そんな江戸時代にタイムスリップしたような「平成中村座」が戻ってきました。

芝居小屋ならではの“観客と役者の近さが生み出す一体感”も、久しぶりに感じてもらい、勘九郎さんも「平成中村座の魅力を、再び発揮できる」と心から喜びました。

そんな姫路城の舞台、実は中村屋にとって特別な意味がありました――。

勘九郎の涙の理由とは…坂東玉三郎が45年以上守ってきた“姫”を七之助が受け継ぐ

平成中村座姫路城公演の演目の一つ「天守物語」は、姫路城の怪奇伝説を泉鏡花が戯曲化した名作で、まさにこの天守閣の最上階が舞台となっています。

この演出を、人間国宝・坂東玉三郎さんが、主役の「富姫」を、七之助さんが務めることに。

「富姫」は、玉三郎さんが1977年に初役で演じて以来、45年以上、ほかの誰一人演じることなく守られてきた大役。その歴史と責任の重圧に七之助さんが挑むのです。

玉三郎さんの熱い指導とこだわりの演出は、なんと1日10時間以上にもおよびました。はたして、七之助さんは「富姫」を受け継ぎ観客を魅了できるのか…。

中村七之助 平成中村座姫路城公演「天守物語」

そして、カメラの前で勘九郎さんが見せた涙の理由とは!?

女子中高生の“貸し切り”歌舞伎体験…女子学生の心をつかめるか!?

そんなある日、平成中村座が制服姿の女子学生であふれました。歌舞伎を観たことのない地元・女子中高生に平成中村座を体験してもらう、という企画です。

彼女たちのための特別な演出も…すると、中村座に響き渡ったのは、少女たちの悲鳴でした。中村屋は、若者たちのハートをつかめたのでしょうか。

左から)中村七之助、中村勘九郎 
平成中村座姫路城公演「鰯売恋曳網」

中村勘太郎&中村長三郎 “小さな中村屋”の成長記録

中学1年生になった勘九郎さんの長男・勘太郎さんは、最後となる国立劇場や夏の歌舞伎座の舞台に立ち、歌舞伎役者として大きく成長した演技で喝采を浴びました。

そんな勘太郎さんに特別なオファーが。中国・杭州で開催されたスポーツの祭典「アジア大会」の閉会式で披露される映像に出演。父・勘九郎さんと親子で「連獅子」を舞ったのです。CG合成による、ダイナミックな映像は各国に配信されました。

そして、あどけなさが残る次男・長三郎さんは、小学4年生に。なんと来年2月、亡き祖父・勘三郎さんの追善公演で、今度は長三郎さんが親子で「連獅子」に挑むことになりました。そして、猛稽古が始まり・・・。

平成中村座小倉城公演で伝統継承の瞬間

4年前に初めて小倉の地に建った平成中村座。その熱狂を再び!という熱烈オファーを受け、11月に平成中村座小倉城公演が開催されました。

この小倉の街、実は、1年半前に街の台所・旦過市場が大火災に見舞われ、多くの店が焼失。そこで勘九郎さんは、復興を応援するため平成中村座の休演日にチャリティイベントを企画。

中村座を初めて「映画館」にしつらえ映画を上映。収益を市場に寄附するという取り組みです。スクリーンに登場した、懐かしい姿に皆、涙…その人物とは!?

小倉城公演・夜の部の演目は、地元にゆかりの「小笠原騒動」。

左から)中村勘九郎、中村七之助 
平成中村座小倉城公演 「小笠原騒動」

中村勘九郎 平成中村座小倉城公演 「小笠原騒動」

実はこの演目、勘九郎さんが伯父・中村芝翫さんから受け継いだ最も重要な役のひとつである岡田良助を、今回、芝翫さんの長男・中村橋之助さんを抜てきして引き継がせていました。

芝翫さんは、亡き勘三郎さんとともに平成中村座を育ててきた盟友のひとり。400年の長きにわたり、役者たちが力を合わせてその芸を脈々と継いできた歌舞伎。その伝統継承の瞬間を小倉の観客は目撃します。

千穐楽、終演後の楽屋に、東京・歌舞伎座の舞台を終えやってきた芝翫さんの姿がありました――。

『密着!中村屋ファミリー 勘九郎の涙 七之助の宿命 姫路城で歴史が動いた!46年ぶりの衝撃SP』は、12月22日(金)21時58分より、フジテレビで放送されます(『全日本フィギュアスケート選手権2023』延長の場合、放送時間変更の可能性あり)。

<金子ノブアキ コメント>

金子ノブアキ

45年以上守られてきた大役を、七之助さんが受け継いだ「天守物語」のエピソードが見どころです。歴史的なお話でもあり、中村屋が好きな方にとっても、とても大きな出来事だと思うので、ぜひ、その瞬間を見ていただきたいです。

また、実は勘九郎くんとは高校の同級生なんです。ナレーションをしながら友だちとして気持ち的に入り込む瞬間があるので、主観が入りすぎないように寄り添う感じで務めてきました。

これは、僕にしか出せない距離感だと思いますし、ほかのナレーションの仕事とは違います。人とのご縁、人生のご縁、また歴史的な映像と記録に長く携わらせていただけることに感謝しています。

※中村屋を密着して今回で34年、23本目となるこのドキュメンタリーシリーズのナレーションは、ミュージシャンで俳優の金子ノブアキさんが、2017年以降、7回担当しています。

<番組概要>

『密着!中村屋ファミリー 勘九郎の涙 七之助の宿命 姫路城で歴史が動いた!46年ぶりの衝撃SP』

放送日時:12月22日(金)21時58分~

出演:

中村勘九郎、中村七之助、中村勘太郎、中村長三郎、前田愛 ほか

語り:金子ノブアキ/武田祐子

協力:田中亨 ファーンウッド

監修:吉崎典子

構成:武田浩/松木創

ディレクター:幸田理一郎 藤井雄真 中澤望 

演出:花枝祐樹

プロデューサー:吉田岳人/後藤博

チーフプロデューサー:西村朗

制作協力:共同テレビジョン

制作著作:フジテレビジョン

(敬称略)

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/nakamuraya/index.html

TVer リアルタイム配信・見逃し無料配信:https://tver.jp/series/srnrupcret
<2024年1月5日(金)13時50分まで>

FOD見逃し無料配信:https://fod.fujitv.co.jp/title/3691/
<2024年1月5日(金)13時50分まで>