第76回野間文芸賞など「野間4賞」の贈呈式が12月15日に行われ、芦田愛菜さん、黒柳徹子さん、藤井聡太さんらが登壇しました。
<【写真17枚】芦田愛菜、藤井聡太ら登壇!「野間賞」授賞式>
<芦田愛菜「お芝居で放つ言葉の中にも、深みを与えられる人に」野間出版文化賞を受賞!>
黒柳さんは「尊敬する藤井さんや芦田愛菜ちゃん、若い方たちと一緒に賞をいただけて、本当にうれしいです」とニッコリ。特に藤井さんに会ってみたかったそうで、「一体どうしたら、ああいう四角いところに座って、ああやってできる(将棋を指せる)のかなって…」と興味津々。
「いつも将棋の中継を見て『藤井さんすごいな』って思っているんですが、さっきお会いしたら、すごく普通の方でした!とてもかわいい笑い方で」とうれしそうに話し、後ろで聞いていた藤井さんは照れ笑いを浮かべました。
そんな藤井さんは「最近では、対局が動画中継されるようになったことに加えて、AIによる形成判断が表示されるようになり、多くの方に将棋を楽しんでいただけるようになりました」とあいさつ。
それにより、対局だけではなく、棋士のバックグラウンドや対局中の食事、和服などにも、関心が持たれるようになったことにも言及しました。
そして、「将棋に関連する本や雑誌も多く出版され、インターネットでも将棋に関するさまざまなことが発信されています。そのことが、将棋をより深く多角的に楽しむことに寄与しているのはもちろん、将棋の世界をより豊かにしていると思っています。
将棋は勝負である一方、対局者同士のコミュニケーションでもあると思っています。今後も出版を通して、将棋のさまざまな魅力を伝えていただけたら、うれしく思います。僕自身も、盤上で魅力のあるストーリーを表現できるように、今後も努めてまいりたいと思います」と意気込みました。
<2023年度 野間4賞 受賞者・受賞作品>
第76回 野間文芸賞
川上弘美「恋ははなかい、あるいは、プールの底のステーキ」(講談社)
第45回 野間文芸新人賞
朝比奈秋「あなたの燃える左手で」(河出書房新社)
九段理江「しをかくうま」(「文學界」掲載 文藝春秋)
第61回 野間児童文学賞
【特別賞】はやみね かおる
第5回 野間出版文化賞
芦田愛菜
黒柳徹子
藤井聡太
【特別賞】福澤克雄