『時をかけるな、恋人たち』第10話より、津田寛治さんのコメントが到着しました。。

カンテレ・フジテレビ系火曜23時のドラマ枠「火ドラ★イレブン」で放送中の『時をかけるな、恋人たち』。

時間SFを得意とする、ヨーロッパ企画の上田誠さんのオリジナル脚本。吉岡里帆さん主演、恋の相手役・永山瑛太さんによる、二人がタイムパトロール隊のメンバーとして、違法に時をかけてくる恋人たちを取り締まりながら、自らも時空を超えた本気の恋をするタイムパトロール・ラブコメディです。

吉岡さんは、令和の時代を生きる“辻褄(つじつま)合わせ”が大得意な主人公・常盤廻(ときわ・めぐ)を、永山さんは、未来からやってきたタイムパトロール隊員・井浦翔(いうら・かける)を演じています。

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第9話では、廻と翔の逃避行がタイムパトロール隊長にまでバレるも、廻の上司が未来の時間犯罪者と手を組んで金儲けをしているのを暴き、さらに、その時間犯罪者がパトロール隊のメンバー・八丁堀(じろう)だったことも突き止めた二人。

第10話では、仲間が罪を犯したことにショックを受けるパトロール隊メンバーの前で、自らの背信行為を詫びた八丁堀。

しかし、事態はそれだけにとどまらず、八丁堀が、自然食品の密輸をしていた時空犯罪団をほう助していたことも判明。

そのせいで、廻が広告ビジュアルを手がけていた新商品「ゆずこしょうキャラメル」の柚子の価格が高騰し、肝心の柚子が使えなくなるピンチに。

廻は、辻褄を合わせて仕事をまっとうしたいと過去への違法トラベルを試みようとするも、未来から本部の監査員がやって来ることもあり、これ以上違法トラベルをするのは良くないと止められてしまいます。

廻が過去に行けば、2人は間違いなく記憶を消され、今度こそ会うことは許されない――それだけは何としても阻止したい翔も、廻を必死で止めますが、廻は「私たちだけが幸せになっても、意味ないから」とタイムボードで過去に消えてしまいます。

過去に戻った廻は、仕事以外にも次々と辻褄合わせをしていき…という展開。

第10話から登場する津田寛治さんが演じるのは、未来からやってくる監査員。そんな津田さんに、話を聞きました。

火ドラ★イレブン『時をかけるな、恋人たち』第10話は、12月12日(火)23時より、カンテレ・フジテレビ系で放送されます。

<津田寛治 コメント>

――本部の「監査員」役で、第10話からの登場となります! 

実際には存在しない架空の職業ですので、まずは台本を読んでみないとつかめないなと思って、第1話から全部読みました。ドラマに出てくるのは後半だけなんですけどね(笑)。でも本当に面白くて、夢中になって全部読んでしまいました。

上田誠さんが脚本の作品は、同じタイムトラベルものでも全部カラーが違って、つくづくタイムトラベルの達人なんだなと。職人のように、いろんな思いが観客の心に届く作品が書ける方だと思いました。

決して、文系的な物語を作る才能だけじゃなくて、理系の計算もしっかりできてないと成立しない物語なので、素晴らしいなと感動しました。

それで、実際に演じさせていただいて、まずセットに入ってみたら、美術さんの作り込みが素晴らしくて、いわゆる普通の未来のセットじゃなく、どこか懐かしい匂いがする。“昭和の匂いがする未来”っていうんですかね。

見たことのないような未来の基地がちゃんと作られているのに感動して。衣装も“リアルな未来”というよりかは“レトロな未来”で、「こうきたか!」っていう感じがありました。

そのなかで、自分が事前に考えてきた監査員とは、どんどん変わっていって、あっという間に自分が思っていたものは全部捨て去ってしまって、違う監査員になりました(笑)。

やっぱり役者って美術さんに影響されますね。用意されている服や小道具、セットを見ると、家で考えてきたことが全部変わってしまうみたいな。よくあるんですけど、今回もまさにそんな感じでしたね。

――このドラマの監査員は、クールで冷徹な部分も持っていなければ…ですが、記憶を消したりもしなければならず、切ない立場の役柄です

そうですね。でも、実際にタイムトラベル的なことがたくさん起こる未来があったとしても、それをちゃんと監視する役職は出てくるんだろうなと思っていますし、そこには一つ信念もあるだろうとは思うんです。

時代が変わってしまうと、今あるものが全部なくなってしまう可能性もありますし、そういうことを起こさないために、ほかの仕事よりも、ものすごく厳しい目で見ていかなきゃいけない部分もあるだろうなと思って。

監査員の目線で、たった一組のカップルの色恋沙汰で全世界を危険にさらすわけにはいかない!という思いで演じていました。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

最終回まで見ていただいたあと、必ずみなさんは、またもう1回、第1話から見たくなると思うんですよ。いろんなところに伏線が張られていて、本当にクレバーな物語になっていますので、ぜひ最後までご覧になったあとも、また見直していただくことを強くおすすめします!


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