10年前の大学時代に遡り、甘酸っぱい恋の終わりを見届けた常盤廻(吉岡里帆)と井浦翔(永山瑛太)は、今度こそ結ばれようと愛を誓い合う。

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しかし無情にも、2人の恋の逃避行はタイムパトロール隊の隊長・和井内秀峰(石田剛太)の知るところとなり、廻と翔は基地に呼び戻されてしまう。

ところが、待っていたのはお咎め…ではなく、会社の上司である猿谷昇(岩谷健司)が、時間犯罪者と手を組んで金儲けをしているという事件報告だった。

思えば、猿谷は2022年頃から突如として時代の先読みが上手くなったと過去を思い返す廻。広告代理店にとってはまさに金のなる木ともいえる未来の情報を、猿谷は時間犯罪者から入手していたのだ。

和井内から猿谷の尻尾をつかむよう指令を受けた廻と翔は、今度こそ時間犯罪者を捕まえようと意気込む。

さっそく2人が廻の勤務先である「アド・アモーレ」に潜入すると、そこには翌日にプレゼンを控えた廻と広瀬航(西垣匠)の姿が。翔は初めて見る仕事中の廻に夢中になるが、広瀬が廻に好意的な眼差しを向けていることに気づくと、距離の近い2人に嫉妬を覚える。

その頃、受付の梓若葉(田中真琴)もまた、楽しみにしていた広瀬とのデートをドタキャンされ、さらに廻と広瀬の仲睦まじい姿を目の当たりにして落ち込んでいた。

すると次の瞬間、目の前に、さっき見た廻とは違う、もう1人の廻の姿が! 混乱する梓を前に、窮地に立たされた廻は…。

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