フジテレビから至近のお台場海浜公園で、国内最大級のインタラクティブ(双方向性のある)ビーチアートプロジェクションが体験できるということで、行ってみました。

毎日16時30分から開催されている「CONCORDIA(コンコルディア)」というこのイベントは、ナイトタイムの活性化に取り組む東京都港湾局などが主催しています。

レインボーブリッジをバックに“月”をイメージした球体が出現

お台場のビーチを訪れた人が砂浜をスクリーンとした壮大なプロジェクションの中で光と音によるインタラクティブ体験をし、来場者自身が「調和」を創り出すことを楽しむ、というものです。

砂浜のスクリーンには次々と映像が!

お台場はレインボーブリッジや東京タワーが見える東京でも有数の夜景スポットですが、そこをバックにビーチにどんどんと映像が流れていきます。

取材した日は風が強くて砂が舞うような状態でしたが、そんななかでも、参加した来場者の多くは、写真や動画撮影に夢中になっていました。

来場者の動きや風向きで映像が変化します

投影される映像は、同じ映像がループされているのではなく、最先端のデジタル技術を駆使して、来場者の動きや風向きなどの自然環境で変化するというから驚きです。

砂浜だけでなく、“月”をイメージした水に浮かぶ球体もどんどん変化していくので、目が離せません。

ビーチだけでなく水面上の球体もクルクルと色を変えます

レインボーブリッジ側だけでなく、フジテレビ側を見ても、ビルのライトをバックに、別の美しい夜景が広がっています。しかも、3000㎡のビーチはお台場の自然環境データをAIが解析して生み出す、「風」「水」「大地」「植物」など、6つのエリアに分かれているのですから、映像は無限です。

それだけではありません。各エリアに設置された「Signal Tower」(シグナル・タワー)のQRコードをスマートフォンで読み込むと、エリアごとに異なるAR演出が出てくるのです。

「水」を表現した輪のようなもの、「植物」のようにニョキニョキ伸びてくるものあり、色も動きも一つとして同じものはありません。筆者はコンプリートしていませんが、6エリア全てを巡ると、その人だけの「Special AR」が生まれるそうです。

QRコードを読み込むとスマホ画面にこういったさまざまな立体的な仕掛けが登場

開催は1月8日までで、12月8日から25日までは特別にクリスマスバージョンになるそうです。どんな映像体験ができるのか楽しみです。

text by=Eiko Katsukawa

<開催概要>

イベント名:「 CONCORDIA(コンコルディア)」

開催期間:~2024年1月8日(月)まで

開催時間:16:30~21:00 雨天決行(荒天中止)

開催場所:お台場海浜公園 おばいばビーチ

入場:無料

イベント公式サイト:https://concordia-odaiba.jp/