アンタッチャブルが、命あるものを大切に扱う、タイの国民性に触れました。
アンタッチャブル(山崎弘也さん、柴田英嗣さん)がMCを務める、『ひらけ!パンドラの箱 アンタッチャブるTV』(10月3日/カンテレ・フジテレビ系)が放送されました。
この番組は、“パンドラの箱”、すなわち世の中にあふれる「残念」「危険」「不思議」な事象に体当たりで取材を敢行!ときには“触れてはいけない事象”にも斬り込みます。
ゲストとして、波瑠さん、滝沢カレンさん、田中卓志(アンガールズ)さん、小峠英二(バイきんぐ)さんが出演。
今回は、新企画「ワールドアニマルツアー」を放送。
日本から飛行機で約6時間、微笑みの国・タイで大繁殖して問題になっているという動物たちの実態を、アンタッチャブルの2人が徹底調査しました。
取材中、スタッフが“盗難被害”に…タイにあった「猿に支配された街」大繁殖の事情
バンコクから北に150kmのロッブリー。そこは、まさに猿に支配された街。
大繁殖した無数の猿が街中を占拠していました。目にしたのは、人よりも猿のほうが多い通り…。それを目当てに訪れる観光客の姿もありました。
猿は、すべて東南アジア一帯に生息する「カニクイザル」。かつては森の住人でしたが、都市開発が進んで住処を失うと、街へ流入。今では、1万頭が住み着いているといいます。
観光客が大喜びの一方、家や店から物を盗られる被害もあり、建物の入口や窓は鉄柵でガード。この状況にスタジオゲストの波瑠さんは「猿が増えると、人間のほうが檻に入ることになるんだ…」と、皮肉な実態に複雑な表情を浮かべました。
ここまで猿たちが増えてしまったのには、仏教国・タイならでは事情が。
教えの根底には「殺生をしない」という考え方があるうえ、「猿は神の使い」として崇められているため安易に駆除ができず、街でともに暮らすことを目標に掲げて行動していたからだったのです。
スタッフから、猿たちについての調査報告を受けたアンタッチャブルは、ひとまず腹ごしらえ。屋台が生活に根づいているバンコクで、現地のテッパン鶏肉料理「タイ風つくね」(1本12バーツ=約50円)で小腹を満たし、いざ大繁殖スポットへ。
訪れたのは、バンコク中心地にあるラーマ9世国営公園。市民の憩いの場だというのに、ここについては「日本の公園では絶対に見られない」「ぐずる子どもが言うことを聞く公園」「世界第2位の巨大生物」などと、大繁殖して園内に数百匹もいるという謎の生物“ヒヤ”に関するレビューが乱れ飛んでいました。
目撃情報が多い水辺を探索していると、早速、生き物博士・柴田さんの目が「えっ!?デカすぎてネッシーみたい!」と、光りました。山崎さんも「何あれ!恐竜!?」と謎の生物に仰天!
ヒヤの正体は、巨大な「ミズオオトカゲ」。鋭い爪で、さまざまな動物を捕食する爬虫類で、“ブラックデビル”の異名を持ち、世界最大のコモドドラゴンに次ぐ大きさのオオトカゲです。
尻尾で人が叩かれてケガをしたり、養殖エビを食べられる業者も出たりするなど、多数の被害があるものの、絶滅保護種で駆除できず大繁殖してしまったとのこと。
そこで当局は、捕獲してほかの場所にリリースするという活動を展開。2人は困っている人々のため、タイ国家直属“ミズオオトカゲバスターズ”の捕獲作戦に同行しました。
防護用手袋を着けて潜入したのは、仕掛けておいた罠がある水辺。しかし、その罠を見た山崎さんは「罠って、大きい鉄格子的なものじゃないんですか?」と困惑。
それもそのはず、巨大なミズオオトカゲを捕まえるという仕掛けは、紐とゴム、エサのみとシンプル…。
柴田さんも「令和5年の罠じゃないよ」とも驚きますが、ハンターは「トカゲを傷つけないように捕獲しないといけないんだ」と説明。街にあふれる猿への対応と同じく、ここにも命あるものを大切に扱う、タイの国民性が表れていました。
罠の特性上、完全に丸出し状態で捕まっているミズオオトカゲに対し、果敢に挑む柴田さん。巨大な尻尾を押さえている間に、ハンターたちが慣れた手つきで、うしろ手に紐で縛り、尻尾を輪っか状にクルリ。
スッキリコンパクトになった巨大生物を、山崎さんと2人で慎重に車の荷台へ運び、傷つけることなく捕獲終了。
まさに“ミズオオトカゲファースト”なスタイルの作戦は見事成功し、大繁殖してしまった生き物とタイの人々との共生に一役買ったアンタッチャブルでした。
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