『わたしのお嫁くん』第9話完全版

どちらが相手のことをより好きなのか言い争っているうちに、良い雰囲気になる速見穂香(波瑠)と山本知博(高杉真宙)。速見は、「知博くんにはちゃんと実感してほしいの。自分が愛されてるんだって」と言って山本に近づくが、ふいに「家だと照れるな」と言い出し…。

<ドラマ『わたしのお嫁くん』これまでのあらすじ完全版>

そんな折、「ラクーン・エレクトロニクス」では、全社員を対象にした新商品企画の社内コンペが開かれることに。優勝賞品は沖縄旅行。入社当時、企画開発部志望だった山本は、このコンペへの参加を決意する。

一方、赤嶺麗奈(仁村紗和)は、山本が速見と沖縄旅行に行こうと目論んでいると言い出し、花妻蘭(前田拳太郎)だけでなく、もともとコンペへの参加を予定していた古賀一織(中村蒼)まで巻き込み、山本の優勝を阻止しようと動き出す。

ある日、速見は、先輩社員の春日亮(佐伯大地)から、動画サイトで人気の料理研究家・宮下紗織(北香那)を紹介される。電子レンジの販促イベントで、彼女が考案したスイーツを使うらしい。

そこにやってきた山本は、宮下の顔を見て驚く。実は彼女は、「ママは2人もいらない」と言って山本を振った元カノだった。

紗織は、速見が広げていた弁当を見て、速見が山本の今カノであることに気づいていた。料理が出来て、努力家で、性格も良い紗織と自分を比べてしまい、落ち込む速見。

親友・高橋君子(ヒコロヒー)から、彼女として力になれないなら旦那として山本のためにできることを考えたらどうか、と助言された速見は、新商品の企画に苦戦している山本を温泉旅行に誘う。

速見たちが温泉旅館に到着すると、そこになぜか赤嶺が現れる。赤嶺は、自分や花妻だけでなく古賀もコンペに参加することを告げ、温泉で色ボケしている、などと言って山本のことを挑発した。

すると山本は、覚悟を決め、「俺は今日、絶対に速見先輩に手は出さない!」と赤嶺に約束してしまう。

山本の様子がどこかおかしいことに気づき、余計なことをしてしまったのではないかと悩む速見。一方、山本は、古賀が将来を見据えた電動カート事業を提案すると知り、ますます焦っていた。

山本が、非常電源機能が付いた冷蔵庫というアイデアを思いついたことを知った速見は、紗織が自身の動画で、ブレーカーが落ちたせいで自然解凍されてしまった食材を利用したレシピを紹介していたことを思い出す。

山本のために買ってきたエナジードリンクを強引に勧めてこぼしてしまった速見は、すっかり落ち込み、風に当たってくると言って部屋を出て行く。

そのとき、山本のスマートフォンに紗織から連絡が入る。実はこの旅館を速見に紹介したのは紗織だった。速見から連絡をもらい、レシピのアイデアはどういう時に出るのか、と尋ねられた紗織は、温泉でリラックスしているときだと答えたのだという。

速見を探しに行った山本は、絶対に手を出さないと勝手に決めていたことを打ち明け、謝った。そして、速見と一緒にいるだけで心が満たされていると告げ、速見がもっと近づきたいと思ってくれているなら、自分も同じ気持ちだと続ける。

その夜、2人は初めて結ばれて…。

山本は、非常電源機能付き冷蔵庫ではなく、2人で一緒に使える、ハンディクリーナー一体型掃除機のアイデアを提出。だが、今回のコンペは、採用案なしという結果に終わる。

それでも山本は落ち込むことなく、少し自信がついた、とやる気を見せていた。そんな山本を微笑ましく見つめる速見。

営業先に向かおうとしていた速見は、会社近くの公園で古賀に出会う。古賀は、しがらみの多い大企業ゆえ、今回のコンペがこういう結果になることも想定していたらしい。

古賀が速見に何かを言いかけようとしたとき、速見のスマホに山本から電話が。コンペの打ち上げの相談だった。

電話を終え、先に営業先へと向かう速見。すると今度は、古賀のスマホが鳴る。古賀は、去って行く速見を見つめながら、「そっちに連れて行きたい人はもう決まってます」と電話の相手に告げ…。

<ドラマ『わたしのお嫁くん』は、FODでも配信中(最新回は期間限定で無料)>