<さすらいラビー 中田 コメント>
――決勝進出が決まったときは、どう思いましたか?
びっくりが100パーセントでした。コンビでやっているときは、賞レースでも人生を賭けている感じや、「ここで負けたらどうなっちゃうんだろう」とメンタル的に追い込まれるところがあったんですけど、『R-1』はいい意味で気楽にできて、当たって砕けろという感じなんです。
だから、ファイナリストとして名前を呼ばれて頭が真っ白になりました。喜びを実感するにも時間がかかりましたし。あと、周りの目も怖くなってきました。「こいつ、なんで決勝に行ってんだよ」と思われていたらどうしようって。
――ファイナリスト9人を見ていかがですか?
全体的にバラエティ豊かで、おもしろそうな大会ですよね。自分がそこに入れているのが光栄です。テレビショーとしてワクワクします。
ただ、僕はトンツカタン お抹茶さんのピンネタの大ファンなので、もし自分がウケても、お抹茶さんがスベったらその日はうれしくないです(笑)。
お抹茶さんが輝いて、ついでに僕もいいネタができるのが一番。あと、決勝記者会見の裏で真輝志くんと「同期だね」という話をしていて、これは『R-1』がつないでくれた縁。あのとき「真輝志くんと仲良くなりたくて」と言うと、「ほんまに?ありがとう!」とLINEの交換をしてもらえたんですけど、お互いに人見知りなので打ち解けられなかったんです。
決勝で一緒に戦って、絆(きずな)を作りたいです。
――「これだけはファイナリストの誰にも負けない!」と誇れる強みはありますか?
よくも悪くも、僕が一番気負っていないところです。ここまでこれてラッキーという感じで上がってきたんで。だからこそ、のびのびとパフォーマンスができる気がします。ギラギラしてもいいことはないですから。
――さすらいラビー 中田さんにとって『R-1グランプリ』とは?
自分という人間一人がテストされる舞台です。すべての立ち居振る舞い、考えていること、おもしろいこと、たたずまい、声。自分から発せられる全部がネタを通して、総合的にジャッジされる舞台だと思います。
あと、僕の師匠であるウエストランドの井口(浩之)さんの敵討ちみたいな気持ちもあります。井口さんご本人は、2025年の『R-1』で「大爆笑をとったのに負けた」とおっしゃっていて、「誰が出るか、こんな大会」という名言まで残されましたよね(笑)。
今回、僕が準決勝に残ったとき、井口さんに「去年の井口さんのところまでは来ました」と伝えると「全然一緒じゃねえわ!」と言われて、決勝に進んだときもファイナリスト発表から数分後にLINEで「調子に乗るなよ、とにかく地に足つけろ」って。
全部、井口さんなりの愛情なんですけど、でも決勝で良い結果を残しても僕を褒めることは0パーセント。何かにこじつけて叱られるんで。ただ、負けて叱られるくらいなら、優勝して調子に乗って叱られたいです。
