いやー、前回のは、“なかった”ですよね?

うん、そう、“なかった”ってのは、当然、前回の、あの、“ラスト”ですよね?あれはね、ちょっと、いや、だいぶね、なかったですよね?だって、まず、ケン(古川雄輝)って名前がないよね?(そこかよ)だって、“ケン”て、なんでカタカナやねん!って話じゃないっすか?(難癖)本名は漢字なのかもだけど、通り名(言い方!)はカタカナってことでしょ?あえて、カタカナのケンにしましたってことでしょ?はぁ?某大ヒットアニメ映画のファッショニスタか!って話じゃないですか、で、その上、【職業:バーテン】じゃないっすか?何をチャラチャラしとんねん!って話じゃないっすか?(バーテンのみなさまに失礼)、サラリーマン馬鹿にしてんのか!って話じゃないですか?(誰も言ってない)ねぇ?お父さん!?バーテンのケンって、ねぇ?ないですよね??ねぇ?(巻き込む)

しかもですよ?公式の相関図見たら…「クラブ『リトルニューヨーク』でバーテンダーとして働く元サーファー」ってあるんすよ…。バーテンダーとして、働く、“元サーファー”…【元・サーファー】…これ、いる??この設定いる??バーテンなうえに、元、サーファー、いる??しかもなんで“元”やねん!今、サーフ、してないんかい!!今、サーファーじゃないんかい!!って話じゃないっすか?え?なんだって??“元”をつけることによって、さらにカッコよさが、増すだと??(言ってなさすぎる!)はぁ!? ケン??バーテン??元??サーファー??はぁ!!!???(悪態つきすぎ)

ま、だけど、元サーファー・現バーテンのケンと同じくらい、サチ(井桁弘恵)もなかったですよね??いくら、前回、クールミントさん(武田真治)の元衣装担当、真梨子ママ(朝加真由美)への弟子入り物語と、そのお孫さんとのハートウォーミングストーリー。そして、やったことないのに妙に自信満々だったドラァグクイーンを目指す安藤くん(上村海成)の知られざる過去と秘めた思い…with何気にいいカレシだったクールミントさんの元カレ・純(本多力)も絡めて、今回も、サチらしい、ファビュラスな衣装を完成させましたー!!!からの、達・成・感!!今まで感じたことのない、高・揚・感!!からの、最・高・の・夜!!からの、隣には、長身、美白、イケメン、バーテン、元サーファー、ケン…。二人、見つめ合う…。からの………!!!

はー、ないわー。はー、ないない、ないわー!!サチにはガッカリだよね!!そういう女の子だと、僕、思ってなかったかんな!!(僕誰やねん!?)数日前だっけ?数週間前だっけ?は、地方の工務店に勤務してて、服作りはただの趣味程度で、お父さんにも全然逆らえなかった、あの、無垢なサチちゃん、がだよ?いくら、クールミントさんという人生を揺るがす人物と出会って、一念発起して、上京して、そこで、隣に、長身美白イケメンバーテン元サーファー野郎(野郎言うな!)と、「最高の夜!!」ってんで、その流れのまんま、“キッス”、しちゃうとかさー。キッス???はー???ないわー。キッス???え?キッス???(キッス言いたいだけ)まじで、ないわー。おじさん、それはないと思うわー。

ケンの“元”サーファー問題が今回、見事に物語へ落とし込まれます

やばい。気がつけば、前回ラストの“キッス”に猛烈嫉妬しすぎた結果、ここまで大半の字数を費やしてしまいました。大変申し訳ございませんでした。

だけど、ご安心ください(何が)。前回、とてつもなく憤った“キッス”問題、さらには、さっき、いる???ってなった、全力で“それいる???”ってなった、ケンの“元”サーファー問題が今回、見事に物語へ落とし込まれます。前回、はぁ???と全力で憤り、サチとケンに嫉妬しまくった人ほど(僕だけ)より没入してしまう構造になっているので、今回もぜひ安心してご覧ください。

さて、今回は(気を取り直す)、サチとケンの“キッス”をきっかけに、サチに恋という邪念がよぎったことで起こる夢への逡巡(しゅんじゅん)、何かある感ダダ洩(も)れだったケンのぬぐいきれない悲しみの過去。

犬猿の仲すぎるクールミントさんとマカロン(宇垣美里)とのいびつな友情、それを、2月に和歌山で実際に開催された「東京ガールズコレクション」の本物のステージを使い、公開収録がされた“ダンスシーン”で昇華する!!という、これまで以上に超ゴージャス&てんこ盛りな展開。

“ファッションショー”が登場するドラマって、ほぼ“作り物”だから、画的なチープ感は否めないのだけど、今回は本物のステージだもんで、その本物感(当然)と、ライブ感は圧巻です。

“郵便局員で安定した収入”の一本槍でケンに戦いを挑む篤史くんが大活躍

で、で、で、そんな大がかりなお話、第3話、なんだけど、僕的注目ポイントは、やっぱり、“無意味な”篤史くん(三浦獠太)。

第1話第2話と、物語を密かに動かしていた…といっても過言ではないのに、その振る舞いによってすべてを無にしてしまう、“無意味”に持ってく天才、篤史くん。だもんで、このドラマのもう一つの見どころ、サチとケンとの三角関係の構図が、イケメンで美白でバーテンで元サーファーのケン(しつこい)という圧倒的存在のせいで、三角関係が成立しないのなんの…。

また前回まで、“郵便局員で安定した収入”の一本槍でケンに戦いを挑む篤史くんがあまりにも切なくて、力不足で、でもおかしくって、そうはいっても三角関係の三角になる気配は皆無だった篤史くん…なのに、なんと、今回!とてつもなく泣ける大活躍を見せてくれるのです!!

これまで散々“無意味”って言ってた分(僕だけ)、その分だけ、この第3話、篤史くんの思い、すべてがぶつけられます!!良かったね!篤史くん!!僕はいつだって、篤史くんの味方だよ!!!(?)元サーファーなんか(言い方)に負けないで!!(?)

今週も、恋に、人情に、衣装に、舞台に、見どころ満載!!お楽しみに!!