3月1日、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマー兼、リーダー・陣さんの初の一人舞台「Slip Skid」の、公開ゲネプロと囲み取材が開催されました。
<THE RAMPAGEデビュー5周年!“世界進出”への野望「令和の世代を引っ張っていく飛躍の年に」(陣)>
中目黒キンケロ・シアターにて、3月2日より開催される本作で陣さんが演じるのは、親友が事故に遭った次の⽇から、次々と奇妙な出来事に巻き込まれていく主人公。
REAL RPG STAGE「ETERNAL」や、映画「HiGH&LOW THE WORST X」で演技を披露してきた陣さんが、本公演では一人舞台に初挑戦。ゲネプロ後の囲み取材では「自分一人で表現者として何かを作るということに挑戦したかったので今回実現に至りました」と今回の舞台への意気込みを語りました。
普段の16名でのグループ活動に対し、今回一人での挑戦ということに関しては「意外と一人好きやなと思っちゃったんですよ(笑)いつも人数が多いからなのか」と明かし、「でもやっぱり他の現場でメンバーに会うと、自然と鼓舞されるというか。『頑張るって 当たり前やな』と気づかせてくれるのは、いつも頑張ってるTHE RAMPAGEメンバーだったりとか」と、改めてメンバーの大切さにも気づかされたと明かします。
一人舞台だからこその苦労として「イメージすることがすごく大変」と答え、「例えば舞台に誰かがいるとその対象者がいるから、そこの色付けがあって、そこに向けてやると自然とキャラに入っていくんですけど、全部一人でやっているので。(劇中に)流れている声も全部僕が収録しているので、全部自分の声が入ってくるんですよ。それがもう『陣やん!』ってなるので、それぞれのキャラクターのイメージを作って、そこに言葉を乗っけていく難しさをすごく感じました。勉強になりましたし、いい経験になりました」と語りました。
THE RAMPAGEのメンバーとのエピソードを聞かれると、「同じように(長谷川)慎とかも主演やったりとか、少人数で舞台出るメンバーもいるので、その辛さもわかってくれて、共有してくれましたね」とにっこり。
また、メンバーもゲネプロ公演を見にきていたとのことで「やましょー(山本彰吾)が『映画見てるみたいでした』って言ってくれたのがすごい嬉しくて。そこはすごく意識して、スキルもそんなにあるわけじゃないので、なるべく楽屋からふらっと出てきて、ふらっと喋り出すみたいな。演出家の小沢(道成)さんからそのくらいのテンションでいいよと言っていただき、それを意識していたので、すごい嬉しかったですね」とメンバーも大絶賛だったとのこと。
本作の見所については、「主人公が自分の人生と向き合う物語なんですけど、ファンタジーとリアリティーが織り混ざったような舞台」とし、「葛藤したりとか、悩んだりとか、目標ができて挫折したりとか。それに蓋をしながら生きていく人生なんですけど、たまにその蓋を除いてあげて、痛いかもしれないけどそこで自分と向き合うことで、また1つ成長できるじゃないかって僕は思っているので」と続けます。
そして、「そういった自分の中にある思いを、見にきた人に感じてもらって、帰り道にちょっと自分と対話してもらったりとか、そういうきっかけになればいいかなと思っています」とアピールを。
最後はファンの皆さんに、「まずは、僕しか出ない舞台に見に行こうと思ってくださっている皆さん本当にありがとうございます!本当に僕しか出ないので、ゲストとか出ないんですけれども(笑)」と笑いを誘いながらも、「今この世の中って、すぐに答えを求めたがったりすると思うんですけど、見にきた人が感じたものが正解であって、『こうあるべきだ』とかいうのは全く考えなくていいので。主人公がもどかしくてイライラしたならそれはそれでいいし、共感でもいいし、本当に何でもいいので、自由にこの舞台を楽しんで帰っていただけたら嬉しく思います」とメッセージを送りました。
舞台「Slip Skid」は、中目黒キンケロ・シアターにて3月5日(日)まで上演。
舞台の詳細は公式サイトへ。