世界的に活躍する、ダンサー・振付師のRIEHATAさんに密着しました。

RIEHATAさんは、King & Princeの「ツキヨミ」や「ichiban」、BTSには5曲の振り付けを提供するなど、世界的なアーティストからの支持も得ています。

RIEHATAさんについて、髙橋海人さんは「『自分たちもダンスを頑張ってるんです』と言ったら、『(振り付けを)私にやらせてほしい』『私がキンプリ変えるから!』みたいなことを言ってくれて」と感謝。

平野紫耀さんは「『ツキヨミ』っていう曲に関しては、アフリカの方のノリを取り入れたりしていて。そういう新ジャンルのものを現代の曲に混ぜるというのが、すごく上手。RIEさんの思考回路じゃないと『これを入れよう』とはならない」と称賛しました。

そんなRIEHATAさん、私生活では、長男・キングくんと、次男・プリンスくん2人の息子を育てるシングルマザーでもあります。

また、振り付けを作ることを『出産』と考えるそうで、「めちゃめちゃ集中し過ぎて、どこかから血が出てるんじゃないかっていうくらい、やばい顔をしてると思いますよ」と、全身全霊を注ぎます。

番組では、RIEHATAさんの大きな夢や、子どもたちとの向き合い方にも迫りました。

唯一無二の振り付けで人々を魅了するダンサー、RIEHATAさんの“セブンルール”とは?

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ルール①:アーティストにとって1ランク上の振りを作る

RIEHATAさんが、振り付けをするときは「達成感を得られるように」と、難易度の高い1ランク上の振り付けにします。

平野さんは、毎回振り付けが変わるという楽曲「ichiban」について、「やっと習得できても、RIEさんが『ここはこうやってみて』とか、プラスアルファでどんどんどんどんやる(追加される)から、本当に完成がない」と語りました。

RIEHATAさんは、トップアーティストやキッズダンサーにも同様のルールを適用しているそうで、「プロセスが一番大事だと思うんですよ。それを『楽しいと感じた』『達成感を感じた』そういうのを大事にしている」と明かしました。

ルール②:本番のミスはwhatever

8組のアーティストが出演する音楽イベントに、講師や振付師として活躍しているRIEHATAさんの教え子たちと出演することに。

前日にも振り付けは準備せず、「その瞬間の感覚を大切にする」というのが“RIEHATAさん流”。

本番でメンバーの1人が「フリを間違えた」というものの、RIEHATAさんは「本番、間違えたとかミスしたとか、細かいことは気にするなって感じwhatever(どうでもいい)です」と笑顔。

有観客で生のステージを見せる上では、ミスよりも「発散して、自分を解放して、思いっきり楽しんで」という気持ちを大事にします。

ルール③:リフレッシュは短く、ちょこちょこ

新潟県生まれで幼い頃から、SPEEDやMAX、モーニング娘。に魅了され、「ダンス少女だった」というRIEHATAさん。

中学を卒業すると、単身ロサンゼルスへ。

留学中はアメリカ人との体格差にパワー不足を感じ、ジム通いの日々を送り、目標リストを活用するなどし、技術を磨きました。

そんな中、SNSに上げたダンス動画が、トープアーティストのクリス・ブラウンさんの目に止まり「アメリカに来れる?」と連絡が。本人より、MV出演のオファーを受け、彼女の名前は世界中に知れ渡りました。

今では分刻みのスケジュールをこなす、引く手数多の振付師となったRIEHATAさん。

1日ショッピングができないため、リハーサルに向かう途中、インテリアショップに立ち寄ったり、コーヒーブレイクをはさんだりと、こまめにリフレッシュします。

仕事の合い間に少しでも違う空間や、自分の好きな色などを見ることで、目の保養にもなっているそうです。

ルール④:365日 同じコーディネートはしない

RIEHATAさんは、有名ブランドとのコラボや、ダンスシューズのデザインなど、ファッションシーンでも、注目を浴びています。

リクエストを受けて、200点以上の私物を持ち寄りフリーマーケットを開くと、多くのファンが駆けつけました。

「毎日おしゃれをしている」という彼女には、「365日、まったく同じ格好をしたことがない」というこだわりが。

「アメリカではダンス以外のところでもカリスマ性が問われて、そういうものは必要不可欠」だというRIEHATAさん。

SNSには日々のコーディネートが溢れており「お金がないなりに、リサイクルショップとかに行って、めちゃめちゃおしゃれしたり」と、常に新しい自分で居続けます。

ルール⑤:息子たちとの遊びは手加減しない

休日、小学生の息子2人を連れて公園へ。

そこで鬼ごっこが始まると、RIEHATAさんは小学生相手でも本気モードに。

「手加減しないし、むしろ楽しい」と全力でかけっこをすると、ビリになった次男のプリンスくんは、悔しくて泣いてしまいました。

スタジオでは、本谷有希子さんが「全力で子どもと遊ぶお母さん、(この番組でも)たまに出てくるじゃないですか。あれ、できないって!」と発言。YOUさんも「多分、RIEHATAさんくらいだと思う」と同意しました。

本谷さんは続けて、「自分が面白いと思わないと本気になれないですね。私、走っても全然面白くないもん」とつぶやきました。

ルール⑥:踊る前はひざ周りの筋肉をトレーニングする

10年前にバックダンサーを務めていたツアーの本番で、RIEHATAさんは、右ひざの前十字靭帯断裂を負いました。

医師から「ダンサー生命に関わる」と宣告を受けるも、同時期に妊娠も判明。

母子の負担を考え、産後にひざを手術すると、そのリハビリは2年に及びました。

現在もボルトが入っている状態のため、踊る前にはひざ周りの筋肉トレーニングが欠かせません。

この古傷についてRIEHATAさんは、思うようにできないこともあるそうで「ケガしたことも自分の実力だから、ケガと向き合っていくしかなくて」と語りました。

ルール⑦:「歌って 踊れる 振付師」を叶える

昨年12月、振り付けを担当したAIさんのコンサートが行われました。

2年前から、歌手としての活動も始めたRIEHATAさんは、マイクを持ってステージに立ちました。

RIEHATAさんは「エンターテイナーとして、皆さんを楽しませることが人生の使命」と掲げ、「(振り付けを)作ることも、踊ることも磨いて。歌も磨いて、人に元気を与える“お母さんエンターテイナー”でありたい」と語りました。

スタジオでは、RIEHATAさんの目標を受け、長濱ねるさんは「世界平和。自分も世の中のために動けたらな」と新たな目標を掲げました。

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番組公式HP:https://www.ktv.jp/7rules/

途上国の素材や技術を生かすデザイナー

3月7日(火)放送の『セブンルール』は、途上国の素材で作ったバッグや洋服などを販売するブランド、マザーハウス代表の山口絵理子さんに密着。

昨年、優れた経営者に贈られる「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー ジャパン」を授賞した山口さん。経営だけでなく、商品すべてのデザインを手掛けているデザイナーでもあります。そのこだわりは、途上国の素材や技術を生かすこと。そして「お客さまが今の生活の中に落とし込め、寄り添えるもの」であること。

途上国の力を信じ、現地の素材と技術で世界に挑む、マザーハウス代表・デザイナー 山口絵理子さんの7つのルールとは?