山田裕貴さんが、俳優という仕事への思いを明かしました。
2月12日(日)の『ボクらの時代』は、2月17日(金)公開予定のアニメーション映画「BLUE GIANT」で声優として共演している、山田裕貴さん、間宮祥太朗さん、岡山天音さんが登場しました。
山田裕貴「俳優になれなかったら死んだも同然」
「18歳のときに名古屋から上京して、お芝居の学校に入った」という山田さんは、当時を振り返りました。
山田:何かね、ずっと燃えてたね。
間宮:(笑)。
山田:全員敵、みたいな。
岡山:ああー。
山田:一緒にはいるけど「俺は、こいつらとは違う。俺は、こいつらとは違う」って。
岡山:(笑)。
山田:「これで俳優になれなくて名古屋に帰るってなったら、それはもう死んだも同然だ」くらいの感じだったから、ちょっとウザかったと思う(笑)。
「東京は、戦う場所。俳優になろうと思って出てきたから、なれなかったら何のために出てきたのかわからないし」と、俳優を目指した当時の思いを語りました。
山田:学生時代、野球やってたんだけど。
岡山:そうですよね。
山田:やっぱあれって、センスだったり、体格の差で成長期にうまく身体がデカくならなかったりとかで。「センスなのかな、俺にはないな」って、力の差をものすごく見せつけられて。
岡山:はい、はい。
山田:でも、「心には、センスないよな」って。
間宮:ああ。心ってものには、センスとかあんまり関係ないよねって?
山田:ないよなって。考えれば考えるだけ、人のこと考えられるし。
間宮:フィジカルとかは、そうじゃないけど。
山田:そう、そういうことじゃなくて。
岡山:面白いですね。
山田:テレビっ子だったのもあって、最初は、お笑い大好きだったから、芸人さんになりたいなとか。歌うたう人になりたいなとか。いろいろあったんだけど。でも、俳優さんだったら“心をいっぱい考える職業”だから、これにしよう!って。結果、その道に。
岡山:へぇ。
間宮:確かに、歌とかだったら自分がどのくらいうまいかとか、ものさしがあるけど。演技って、わかんなくない?自分がどのくらいできるのか。
山田:そうそう。
岡山:わかんない。なんか、いけそうな気がする。10代のときとか、特に(笑)。
山田:わはははは!
岡山さんは「地元の友だちとかも『俺もやろうかな』みたいなこと言ってたもん。『こいつがいけるんだったら…』っていう、心の声が見えた(笑)」と言い、山田さん、間宮さんも共感していました。
間宮祥太朗「30歳前後でもう一回ふるいにかけられる」
間宮さんは、30歳を目前にして感じていることを打ち明けました。
間宮:10個上くらいの世代の小栗旬さんの世代を見ていてさ、もう一回、ふるいにかけられる感じ、ない?
山田:ああー、はいはい。
岡山:(そう)言いますよね。
間宮:だから、俺らで言ったら10代からやっててさ、ハタチ前後で辞めた知り合いがすごい多かったの。
山田:うん。
間宮:っていう、あのふるいが、30前後でもう一回くる感じあるよな、みたいな。
山田:ある。
岡山:(しかめっ面)
間宮:すっごい、嫌そうな顔するね、天音(笑)。
岡山:怖い話しないでよ、もう。またくるの?そんなの。
山田:でもなんか、ずっと感じてたかも。(自分は)主演とかいう感じじゃなかったから、ずっと危機感を味わいながら…。
岡山:えー、それきついですね。
現在、32歳の山田さんは、俳優として「30歳を超えて時代が変わろうとしているのを感じている」と語り、「急に不安に襲われる日もある。撮影したシーンを振り返って『こんなんじゃ、ダメだろう』みたいな」と打ち明けました。
岡山:それは、めっちゃわかります。その役をやるのは自分しかいないから、孤独になっちゃって。道とか歩いてても「なんか、いいな」みたいな。「あの人は、この役やらないんだ」みたいな。
山田&間宮:(笑)。
岡山:「俺、この役、大変なんだけど」って。
岡山さんは、俳優という仕事について「そういう感情の起伏も、面白いんですけどね」と、つけ加えました。
岡山天音は恋バナが好き!?3人の理想のプロポーズ
間宮さんの「天音、恋バナ好きだよね?」というひと言から、恋愛や結婚の話も飛び出しました。
山田:(岡山さんに)言うタイプ?言われるタイプ?
岡山:告白的なことですか?
山田:そう。
岡山:流れに身を任せる系って感じですね。
山田:それは、実らなくてもいいの?もし、好きになった人に…。
岡山:縁があったら、実ると思ってます。
一方、間宮さんは「好きってなったら、すぐに誘ったりする」と明かしました。
間宮:それは、男女関係なくっていうか、性別関係ない。何かいいなって思ったら近づくし、何か嫌だなって思ったら近寄らない。
山田:うーん。
岡山:シンプル。モテるんだよ!
山田:一番モテるんじゃない?
山田さんは、告白などを「『男の人が言うものでしょ』って、その感覚しかない人は無理」と言いました。
山田:そんなの「好き」って思ったら、どっちでもよくない?
岡山:わかる、わかる。そうですよね、確かに。
間宮:うん。
山田:そこ(考え方)が柔らかい人。「あ、そういうこともあるよね」って、水のような人がいいな。そういう人が現れたら、グンッと逃さないかも。
岡山さんは、そんな山田さんの姿を想像し「いいな、山田さんのその恋愛、見たい。その風景」と声を上げました。
3人は、その流れで、プロポーズに関しても…。
山田:(岡山さんに)夢の国のお城の前とかで、こうやって(指輪の箱を開けるしぐさで)やる?
岡山:いや、きついだろ。
山田&間宮:(笑)。
岡山:好きだったらいいけどね。相手がそういうのをね。
山田:俺もやりたい欲はあるのよ。相手が引かなければ、バラの花束で…みたいのはやりたいけど。引かなければね。だから、空気は読む。こういうの嫌いそうだなって思ったら、やり方考える、みたいな感じかな。
すると、ここで間宮さんが「誰もいないところがいい」と言い出して…。
間宮:なんか、その瞬間を共有しているのが、2人だけだったほうが良くない?
山田:(思わず立ち上がり、岡山さんに)聞いた?
岡山:うはははは!
山田:かっこよくね?
岡山:立つな、立つな(笑)。
間宮:だって、しかもなんかさ、(人がいたら)気になっちゃいそうじゃん。
山田さんは「ちょっと予定変更するわ。俺もそれにする」と、間宮さんの「2人きりの世界でプロポーズ」案を絶賛。
岡山さんも「プロポーズの仕方をもらうって、そんなのある?」と言いつつも「俺もそれにする」とのっかり、笑い合いました。