左からBeReal 日本事業責任者 笹川明人氏、

株式会社よみうりランド アミューズメント事業本部 統括部 企画・宣伝課 井上真理子氏



Z世代を中心に支持を集めるSNS「BeReal.」は、認知獲得にとどまらず、ユーザーの行動を促す広告媒体として注目を集めています。


実際によみうりランドでは、広告施策「ワンデーパス1,000円引きキャンペーン」をBeRealの広告プラン「テイクオーバー」で実施し、わずか24時間の広告配信で平均日販の75%に相当するチケットを販売、1か月の集客目標に対して大きな成果を達成しました。

※平均日販とは特定期間・同条件での1日あたりの平均チケット売上枚数


こうした行動喚起に結びつく点は、調査データからも裏付けられています。2025年5月にマクロミルが実施した「BeReal クロスメディア効果検証調査」では、BeReal広告の認知率は他メディアと比較して約2倍と高く、広告認知後の検索・問い合わせといった能動的な行動も多く確認されました。


今回のインタビューでは、「ワンデーパス1,000円引きキャンペーン」を軸に、よみうりランド アミューズメント事業本部 統括部 企画・宣伝課の井上真理子氏、ならびに BeReal 日本広告責任者の笹川明人氏にお話を伺いました。

本取り組みに至った背景や、実施によって得られた成果について振り返ります。


「若年層との接点づくり」という大きな課題

ーーよみうりランド企画・宣伝課に所属する井上さんは、遊園地全体の集客施策を担当。来場者層は時期によって変動するものの、中心となるのはファミリー層であり、10代20代の若年層の来場をもっと底上げしたいと感じていた。そうした背景から、井上さんが長年課題として感じてきたのが「若年層との接点づくり」だった。


井上氏:「幼少期や家族を持ってから来ていただく」よりも、学生時代も継続的によみうりランドで楽しい体験をしてもらい、その後も長く親しんでもらうことが重要だと考えています。その意味でも、若年層との接点づくりは以前からの大きなテーマであり、集客施策を考えるうえでも、常に若年層との向き合い方を意識してきました。


BeRealによる初期検証を通じ、Z世代に“自然に届く”と確信

井上氏:BeRealを知ったきっかけは、カフェにいたとき、たまたま隣にいた若い方たちが「BeRealを撮ろう」と話しているのを耳にしたことでした。その一言が気になって調べてみると、BeRealが10代・20代を中心に利用されているSNSであることを知りました。ちょうど同じ頃、広告代理店の方からBeRealの提案もあり、「これは試してみる価値がある」と感じ、まずは広告出稿から取り組みを始めました。


ーー2025年1月には、大学生をターゲットにした広告施策を実施。さらに4月からはBeRealの公式アカウントを開設、現在ではフォロワー数7,000人規模まで成長。


井上氏:広告施策の結果、CTRは約5%と想定を大きく上回る数値を記録しました。BeRealは若年層集客において、十分に活用できる広告媒体だという手応えを得ることができました。また、公式アカウントではマスコットキャラクターの「グッド&ラッキー」を活用した運用を行っており、キャラクターを軸にした新たな取り組みにもつながっています。


笹川氏:よみうりランド様との取り組みを開始した当初から、強い期待を持っていました。実は、グローバルではすでにレジャー施設や関連サービスでいくつかの事例が出ており、相性は非常に良いのではないかと感じていたからです。加えて、個人的に私自身がよみうりランド様のファンでもあり、ぜひ一緒に良い結果を出したいという思いがありました。

「広告らしくないからこそ届く」BeRealの特性に合わせたクリエイティブ設計

ーーBeReal広告で大きな成果を生んだ要因の一つ、「広告らしくない」クリエイティブ


設計により、通常のWeb広告と比較して平均で5倍以上、最大で10倍近いCTRを記録。

井上氏:最も重視したのは、「いかに友人の投稿のように自然に受け取ってもらえるか」という点です。作り込まれた広告表現ではなく、一般ユーザーの自然な投稿に近いトーンや構図、素材感を意識しました。そうすることで、タイムライン上に違和感なく溶け込むことを狙いました。


笹川氏:いくつかのパターンを試していただきましたが、最初のクリエイティブは、よみうりランド様で撮影された素材を使用しており、本当に友人が投稿しているのではないかと思うほど自然でした。一般的にWeb広告ではCTRが0.5%出れば良いと言われる中、それを大きく上回る数値が出たのは、BeRealの特性に合った自然なクリエイティブがうまくハマった結果だと感じています。


夏季集客を見据えて挑んだ、“1日限定”の広告プラン「テイクオーバー」

ーー2025年夏、よみうりランドではプール営業が好調に推移。一方、その勢いをいかに9月につなげていくかが、次の課題として浮かび上がっていた。その課題を抱える中、夏季集客の延長線上として、9月に向けたプロモーション強化を検討。

そこで選択したのが、1日限定でBeReal上の広告をジャックするプラン「テイクオーバー」。中でも今回の施策で特に意識したのが、「プール付きワンデーパス」の訴求だった。


井上氏:9月はどうしても来場者数が落ち着く時期で、プロモーションを強化しなければ集客が難しいという課題がありました。


そうした中、今回の施策は8月31日の1日限定で実施しました。BeReal広告から遷移したユーザーのみがアクセスできる特設サイトを設け、ワンデーパスおよびプール付きワンデーパスを1,000円引きで提供。


これまでの傾向として、プール付きワンデーパスは若年層にとって購入のハードルが高く、プールのみを利用するケースが多く見られました。ただ、1,000円引きであっても、プールのお客様にアトラクションも楽しんでいただく方が価値は高いと考え、そこで今回は、あえてこちらを強く訴求する設計にしました。


笹川氏:これまでの施策は、どちらかというと認知獲得を目的としたものが中心で、「こういう施設がある」、「興味を持ってもらう」といった点に重きを置いていました。ただし、今回は井上さんとお話しする中で、最終的なゴールは“実際に来場してもらうこと”だという点は共通認識としてありました。


BeRealが若年層に強いという手応えはありましたが、「広告を見た人が、実際にチケットを購入し、来場までつながるのか」という点については、ある意味チャレンジでもありました。それでも、このテイクオーバーというプランにおいて必ず成功できるという思いのもと、実施にいたりました。



24時間限定の施策により、若年層が“行動した”ことを数字で示す

ーー1日限定で実施したテイクオーバー施策は、結果として当初の予定を大きく上回り、広告表示数8,000万impを記録、そして平均日販の75%に相当するチケット販売につながった。井上さん自身も、当初は不安が大きかったという。


井上氏:たった1日の施策で、これほど販売できたことは社内でも高評を得られました。ただ、遊園地は誰かを誘ってくる方がほとんど。24時間という限られた時間の中で、予定調整から購入まで完結するのか、正直かなり不安もありました。


ーーそうした懸念がある中、実際には高校生・大学生を中心に購入が進んだ。加えて、購入者の中には1都3県以外からの利用も見られ、想定していた以上に広いエリアからの反応を得ることに成功。

また、今回の施策では、チケット購入時に会員登録を必須とする設計を採用。この点について、井上さんは「今後を見据えた重要な要素だった」と話す。その結果、新規会員登録の約92%を13〜22歳が占め、若年層への高いリーチ力を実証する結果となった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<配信設計>



キャンペーンLP

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


井上氏:会員登録は、今後のCRM強化において非常に重要だと考えています。今回の施策では、チケットを購入された方だけでなく、購入には至らなかった方も含めて、新しい会員接点を数多く獲得することができました。


実際に、24時間以内には購入に至らなかったが後日購入された新規会員も少なくなく、そういう意味では、今回確認できた販売数は一つの指標だと思っています。会員登録を起点としたその後の購入や再来場まで含めると、それを上回る効果があったと感じています。


笹川氏:今回、このような成果を上げることができた要因は、一つではないと考えています。まず前提として、よみうりランド様ご自身が、もともと若年層に受け入れられる体験価値をお持ちであった点は、非常に大きかったと思います。


その上で、今回の施策が示したのは、「若年層は必ずしも広告に反応しない存在ではない」ということです。


「若年層は広告嫌い」「広告に反応しない」と言われることも少なくありませんが、本当に価値があり、「今行きたい」「今買える」という理由が明確であれば、若年層はきちんと行動に移す。そのことが、今回の取り組みで数字として示されたのではないでしょうか。


また、テイクオーバーという施策自体も、今回は非常に効果的に機能しました。24時間という限られた時間の中で、平均日販75%相当数のチケット販売につながったという結果は、若年層の行動を可視化する一つの実例として、今後の施策検討においても有意義な成果になったと考えています。

今後の展望、オンラインとオフラインをかけ合わせた来場体験の創出



ーー次なる一手はオンラインとオフラインをかけ合わせた体験づくり

井上氏:今回の取り組みにより、成果が数字として確認できたことで、次に何を仕掛けていくかという議論も、より具体的なものになっています。


今後は「BeReal TIME」を活用した、来場者参加型の企画なども検討しています。オンラインの仕組みを使いながら、よみうりランドらしさや“遊び”の要素をしっかり取り入れたコンテンツを展開していきたいと考えています。


例えば、「BeReal TIME」で提示されたお題を2分以内に撮影できた来場者にプレゼントを用意するといった、参加型のチャレンジ企画もアイデアの一つとして挙がっています。

さらに、BeReal広告とオフライン広告、サンプリングなどを組み合わせた、より立体的なプロモーションにも挑戦していきたいです。


ーー今回の事例を通じて示された、BeReal広告の「認知から行動」までをつなぐ力

笹川氏:最終的には、広告がきちんと売り上げにつながることが重要だと考えています。その過程として認知や興味喚起があり、今回のように実際のゴールまで到達できたことは、非常に意義のある成果でした。


今回の取り組みを通じて、若年層の中にも、実際に行動し、購入まで至るユーザーが存在することが数字で確認でき、認知にとどまらず、行動につなげる広告活用に向けた一歩になったと考えています。



■よみうりランド

会社名:株式会社よみうりランド

所在地:東京都稲城市矢野口4015-1

URL:https://www.yomiuriland.com/


■「BeReal.」

会社名:BeReal.

代表者:Alexandre Yazdi (アレクサンドル・ヤズディ)

所在地:フランス・パリ

URL:https://bereal.com/ja/








行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ