長編アニメーション部門・最優秀賞

湯浅政明監督のアニメーション映画『きみと、波にのれたら』が、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で、長編アニメーション部門・最優秀賞を受賞した。

シッチェス・カタロニア国際映画祭は、スペイン・バルセロナ近郊のリゾート地シッチェスで毎年10月に開催される国際映画祭。

アニメーション映画の賞としてはアヌシー国際アニメーション映画祭と並ぶ世界最高クラスの権威があり、日本作品では過去に『君の名は。』(2016年・新海誠監督)、『未来のミライ』(2018年・細田守監督)などが長編アニメーション部門最優秀賞を受賞している。

(C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

『きみと、波にのれたら』は6月の上海国際映画祭で金爵賞アニメーション最優秀作品賞、8月のモントリオールファンタジア国際映画祭で審査員・アニメーション最優秀長編作品賞を受賞していて、今回の受賞で3冠を達成したことになる。

この作品は、海辺の街を舞台にした、消防士の青年とサーファーの女子大学生との、運命的な恋を描くラブストーリー。 6月21日 に公開され、声優をGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太や女優・川栄李奈らが務めたことでも話題となった。

片寄涼太

シッチェス・カタロニア国際映画祭長編アニメーション部門には、現在公開中の『空の青さを知る人よ』などもノミネートされていて、日本アニメの質の高さを世界に示した。