天海祐希主演にて、“日本一有名な家族”であるサザエさん一家の、これまで一度も描かれたことのない20年後を、オリジナルストーリーでお送りするスペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』にて、このたび浅野和之が20年後の伊佐坂難物(70代)を演じることが決定した。

本作では、アニメで描かれる世界から20年が経ち、カツオ(31歳/濱田岳)は商店街の洋食店でシェフをしているが、経営がうまくいかず幾度目かの挫折の危機に直面している。ワカメ(29歳/松岡茉優)はアパレル関係のデザイナーをやっているが、なかなか自分のデザインが採用されず悩んでいる。タラオ(23歳/成田凌)は就職活動中だが、やりたいことが見つからず面接で玉砕の日々を送っている。

波平(74歳/伊武雅刀)は定年退職を迎えて時間的余裕ができ、カツオたちとの距離感の取り方がわからず歯がゆい思いを抱えている。そんな夫・波平と磯野家の人々の姿をあたたかな愛情で見守るフネ(70代/市毛良枝)。

マスオ(48歳/西島秀俊)は出世したものの、中間管理職として板挟みの会社員生活を過ごしている。サザエとマスオの娘であるヒトデ(17歳/桜田ひより)は年頃の恥ずかしさでサザエと距離をとってしまう。もやもやとした曇り空模様の磯野家に明るい太陽のような笑顔を取り戻そうとサザエ(44歳/天海祐希)は奮起するが…。

まさか小説家を引退?伊佐坂先生の20年後は

今回浅野が演じる伊佐坂先生は、磯野家の隣に居を構え、職業は小説家。デビューから一貫して恋愛小説を書き続け、数々のベストセラーを世に送り出す。締め切り間際にならないと仕事にかからない癖は20年経っても直らず、それどころか最近は、大型チェーン店の出店でスッカリ閑古鳥が鳴いている“あさひが丘商店街”を盛り上げるため、小説家よりも商店街の盆踊り大会の実行委員に精を出している。ただ、実は遅筆ながら書き進めている原稿があり、それは自身初となる家族小説で、さらにこの小説を最後に、小説家を引退することも決意しており・・・。

浅野「家族で回し読みした『サザエさん』に出演できるなんて…」

浅野は「子供の頃、家族で回し読みして楽しんでいた、あのサザエさんに出演できるなどとは、思いもよらなかった事でした!!」とコメント。見所については「やはり20年後のサザエさん一家が見られるなんて、想像した方は居るとは思いますが、それが実際に見られる事が見所であります!!」と語った。