12月7日(土)にスタートする、フジテレビ系オトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~』 に、 玄理 、本村健太郎がレギュラー出演することが決定した。
さらに、本作では3つの裁判を描くことが明らかになり、 最初のエピソードとなる「夫殺し」の被告人を奥菜恵が、第2エピソードに勝野洋のゲスト出演が決定した。
『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~』は、 “どんでん返しの帝王”といわれる、中山七里の傑作ミステリー『贖罪の奏鳴曲』『追憶の夜想曲』『恩讐の鎮魂曲』『悪徳の輪舞曲』(すべて講談社文庫)の4作を、ドラマ化。
要潤演じる御子柴礼司(みこしば・れいじ) は、勝つためなら何でもする悪辣な手腕で勝訴をもぎ取る弁護士。だが、その正体は過去に凶悪犯罪を犯した元少年Aだった。
「悪人だろうが善人だろうが関係ない。依頼人の利益になることを見つけるだけだ」――悪魔の法廷劇(ゲーム)がいま、始まる!!
悪徳弁護士・御子柴を追い詰める新聞記者
Netflixオリジナルドラマ『全裸監督』や海外ドラマのリメイク作品『ミストレス』など映画、ドラ マの話題作にひっぱりだこの演技派女優・玄理が演じるのは、御子柴礼司を追い詰める全国新聞の司法担当記者・桜葉あすみ。
「悪人」を弁護する御子柴に対し、弱者の代弁者として ペンの力で世の中を変えたいと思っている。少年法に懐疑的で、御子柴のことを敵視するように。
玄理は、「ある種、正義の暴走まで描きたい」という制作側の熱意に出演を決めたという。
< 玄理 コメント>
私が演じる桜葉あすみは、原作にないドラマのオリジナルキャラクターです。「世論を代弁するキャラクターだ」とプロデューサーに言われたのが印象的でした。あすみは司法記者で、元犯罪者である御子柴を厳しく追及していきます。
その反面、彼女の「世の弱者を守り、強い者を討ちたい」という正義感が、時に偏見を呼び、人を傷つけてしまうことの危うさも描かれています。
人生のやり直しはあるのか…がこのドラマの大きなテーマですが、過去にとらわれず御子柴に接する洋子(ベッキー)と、強すぎる信念から御子柴を断罪するあすみの間で視聴者の皆さんが揺れてくれたら…そしてドラマの終わりには一つの視点にとらわれないことの大切さを共に感じられれば嬉しいです。
本職の弁護士役で要潤と対決!
現役の弁護士であり、俳優でもある本村健太郎が演じるのは、 金もうけ至上主義の弁護士・宝来兼人 。有能だが、金にならない仕事には手を抜いてしまう。御子柴には、常にやられっぱなしという役どころ。
とはいえ、そこは現役弁護士の本村。撮影の合間には、法律について主役の要潤に指導をするなど、しっかりと本職を生かしているという。
<本村健太郎コメント>
ボクはもともと中山七里さんの『弁護士・御子柴シリーズ』の大ファンで、今回のドラマ化の前から愛読していたんです。あっと驚く大逆転の法廷シーンが痛快で、「ボクもこんな裁判やってみたい!」と憧れていました。本物の弁護士の間でも、御子柴シリーズは「法廷シーンがリアルで面白い」と評判なんですよ。
今回のドラマは、原作の面白さを忠実に再現した仕上がりになっていますので、原作を読んでいない人も、きっと法廷シーンのワクワクする高揚感と、爽快な読後感をお楽しみいただけると思います!
闇を抱えた夫殺しの被告人に
奥菜恵が演じるのは、夫殺しの罪で懲役16年の実刑判決を受けた主婦・津田亜季子。
浮気相手と再婚するために夫を殺害。さらに2人いる娘も捨てようとした身勝手な女だ。だが、御子柴はそんな亜季子が何かを隠していることに気付く。
<奥菜恵コメント>
津田亜季子を演じます奥菜恵です。私自身、久しぶりのドラマ出演ですが、明るく温かいスタッフ・キャストの皆様のおかげで、心地良い緊張感と亜季子を演じられる喜びも相まって、楽しく撮影に参加させていただいております。
亜季子という女性の抱える闇は大変深く重いものですが、体現出来るよう芯を持って最後まで全力で挑みたいと思います。
御子柴をどん底につきおとす重要なキャラクター
勝野洋が演じるのは、 御子柴の医療少年院時代の教官で、現在はなぜか車いす生活を送っている稲見武雄。
役者人生45年になる勝野だが、意外にも車いすは初挑戦だという。 稲見は第1話から登場の予定で、なぜ車いす生活になったのか、御子柴との過去の因縁が徐々に明らかにされていく。
物語全体を通した「贖罪」というテーマをつかさどる役であり、「御子柴をどん底につきおとす重要なキャラクター 」(制作サイド)とのこと。
<勝野洋コメント>
とにかく台本が面白くて引き込まれました。元少年A(御子柴)の人生を描いたドラマでメッセージ性が強いです。
演じるのは医療少年院の元教官なのですが、「死ぬまで自分の罪に向き合い戦え」という台詞があります。過ちを犯したら、たとえ刑が軽くなっても自分を許すことなく償い続けろという稲見の姿勢にとても共感しました。
人間だから過ちはあると思うんです。ただ、その過ちを人が指さして責めるとかそんなことはする必要なく、自分で自分をちゃんと見ていることが大事。「人を裁かず自分を裁け」というテーマは、人として大事だと思いました。
車椅子の役は初めてでちょっと腰が痛くなりました(笑)。なぜ稲見が車椅子なのか。そこにもドラマがありますので、楽しみにして頂ければと思います。
田中こなつの出演も決定!
さらに、女優、ファッションモデルとしても活躍する、田中こなつの出演も決定。東京地検の次席検事・岬恭平(津田寛治)について仕事をしている、検察事務官の横山紗矢を演じる。