日本一の熱波師・五塔熱子さんに密着しました。
五塔さんは、今年7月、タオルを使ってさまざまな技を駆使するドイツ発祥の熱波「アウフグース」の日本予選で優勝。
オランダで行われた世界大会に、アジア勢として初出場すると、フリースタイルの個人部門で世界3位に輝きました。
渡辺さんは、サウナストーンに水をかけ「ロウリュ」を施し、巻き上がった熱い蒸気をまんべんなくあおぎ、利用者にいき渡らせます。
番組では、そんな五塔さんの“サウナ愛”あふれる日常に迫りました。
灼熱のサウナで風を受けるものの心を打つ、熱波師・五塔熱子さんの“セブンルール”とは?
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ルール①:熱さは10段階の1〜2を狙う
五塔さんがサウナで狙うのは、「10段階で言ったら1とか2ぐらいの熱さ」だと言います。
温度が高すぎると風が感じにくくなるそうで、ロウリュの回数や量をコントロールし、ぬるめの体感温度にもっていきます。
アウフグースであおぎ続け、空気の対流を生むことにより、利用者はそよ風のような心地よさを感じられるそうです。
スタジオでは、普段「サウナによく行く」という長濱ねるさんが、「熱子さんのような技は受けたことがないです」とびっくり。
また、サウナの効果について長濱さんが「優しくなれる」と伝えると、尾崎世界観さんが「それは行ったほうがいいな」とつぶやき、YOUさんからも「お前、(サウナに)入れ!」と声が飛びました。
ルール②:アウフグース中の栄養補給はもずく酢
五塔さんのアウフグースは、100度以上のサウナ室で、1回に10分ほどあおぎ続けます。
多いときには、1日に7回やることもあるそうで、相当の体力が必要。
そんな五塔さんを支えているのが、もずくだそうで、「お酢をとると回復力が違う」と明かしました。
ルール③:西日本遠征は車移動
日本各地のイベントで、サウナを回る五塔さん。
「1回やったら1回着替えるくらいのペース」のため、着替えやタオル、アロマなど荷物もかさばります。そのため、西日本へ行く際には、車で移動します。
五塔さんは「熊本から名古屋への移動がきつかった」と振り返りました。
ルール④:会議ではサウナハットをかぶる
神奈川県出身の彼女は、小さい頃から家族でサウナに親しんでいました。
20代でリラクゼーション施設に就職すると、マッサージを行うセラピストとして活動。
しかし、お客さんからの誘致があり、サウナで熱波をあおぐ熱波師になりました。
その後、サウナ室内で知り合った哲平さんと結婚し、2年前からは夫の実家がある鳥取県に住んでいます。
現在は、熱波師として活動しながらも役場に籍を置き、サウナイベントによる観光客の誘致に携わっています。
そんな五塔さん、役場でのイベント企画の会議では、サウナハットをかぶります。
「サウナの中だと、肩肘張らずにコミュニケーションが取れる」という理由から、全員で着用し、サウナに入ったような気分で話し合うそうです。
ルール⑤:反省会はアウフグース後のサウナ室でする
五塔さんは、アウフグースを終えると、決まってサウナで1セットだけ反省会をします。
1セットにすることで「そんなに深くウジウジ考えないですむ」といいます。
また、サウナ室内で客が背もたれにする壁の「木が好き」だそうで、「常連様のいた跡とかが好きな『壁萌え派』タイプ。香ばしい壁に出会ったときは『おーっ!』ってなりますね」と語りました。
ルール⑥:旅先にもアウフグース用タオルを持っていく
この日は、サウナ繋がりで知り合った知人とプライベート旅行で、大分県で行われたサウナ万博へ。
「普段、ほぼ休みはない」という五塔さんにとって、気を抜けるひととき。
そんなときでも「部屋で練習したりすることもある」と、かばんには常にタオルが。
すると、たまたま現地のロッジのスタッフが、37歳の誕生日だったそうで、急遽五塔さんはアウフグースをすることに。37回振る舞い、「お誕生日おめでとう!」と祝いました。
ルール⑦:サウナ室の外でもあおぐ
五塔さんは、サウナで心地よい風を感じてもらうためアウフグースの技を習得してきました。
身を粉にして風を送り続けるため、ときには限界を迎えてしまうことも。
それでも続ける理由について、五塔さんは「外の風みたいな風を感じて(もらって)、その瞬間の自分の感覚に素直になってほしい。(サウナで)元気をチャージして、それぞれの持ち場に行ったときにまた元気で頑張れるようになってもらいたい」と語りました。
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番組公式HP:https://www.ktv.jp/7rules/
次回、2023年1月10日(火)放送の『セブンルール』は、「Radiant Green Garden」代表のガーデナー・青木真理子さんに密着します。