12月21日(土)21時15分から、 フジテレビでは横溝正史原作、加藤シゲアキ主演のスペシャルドラマ『悪魔の手毬(まり)唄~金田一耕助、ふたたび~』を放送する。
『悪魔の手毬唄』は、横溝自身が「傑作」と語ったミステリー作品で、怨念めいた村で起きる血で血を洗う争いが描かれる。
このたび、物語の舞台、鬼首村(おにこうべむら)出身の国民的人気歌手、大空ゆかりを中条あやみが演じることが決定した。
彼女の帰郷が、惨劇の幕を開くことになる、物語のキーパーソンとなる。
誰もがうらやむ美貌と美声を持ち合わせる大空ゆかりは、“グラマーガール”の愛称で親しまれ、国民的人気を博すスター歌手。そんなゆかりは、リサイタル公演のために鬼首村へ帰郷するが、時を同じくして忌まわしい殺人事件が発生してしまう。
実は、ゆかりは20年前に温泉旅館・亀の湯の主人、青池源次郎を殺害した恩田幾三の娘であり、人殺しの子として村を追われるという悲しい過去を背負っていた。
20年前の事件と今回の事件に関連性はあるのか。そして、ゆかりの帰郷は事件発生に何かしら影響しているのか。希代の名探偵・金田一耕助(加藤)が不可解な難事件解決へと走り出す。
<中条あやみコメント>
――台本を読んだ感想を教えてください。
私自身、金田一耕助シリーズのファンだったので、台本が目の前にあるのがうれしくて。物語の中に入れることをとても光栄に思っています。今作はどんなミステリードラマよりも怖いんじゃないかって思うくらい、女性同士の争いがたくさん描かれています。「女性は怖いな」って思いました(笑)。
――大空ゆかりを演じる上で心がけたことは?
スターとしての華やかさを持つ一方で、消したい過去を背負った闇のある人物でもあるので、その両方が出せればいいなと思います。そして、ゆかりのファッションがとてもすてきなんです。時代を感じるレトロなお洋服をたくさん着させていただきまして。
“これぞ金田一!”という独特な世界観にスッと入っていける衣装だなと思いました。ワンピースももちろんかわいいんですけど、一番のお気に入りは、ドレスにファーコートというスタイルです。昔のシンガーみたいでかっこいいんです!そのあたりもぜひ注目していただければうれしいです。
――共演者や現場の雰囲気はいかがでしたか?
とても怖いストーリーを描くドラマですけど、現場はとても温かくて楽しい雰囲気です!特に加藤(シゲアキ)さんと生瀬(勝久)さんが、いつもニコニコしていて楽しい話で盛り上がっています(笑)。
――視聴者のみなさんへのメッセージをお願いします。
クリスマスを控えたハッピーな時期に、とても怖いドラマが放送されるわけですが、女性の強さや愛を描く物語でもあると思っています。金田一の世界観に思い切り浸っていただいて、ゾッとしながら謎解きを一緒に楽しんでいただければうれしいです。