11月25日(月)放送のフジテレビ『シャーロック』第8話に、高橋克典のゲスト出演が決定した。
高橋が演じるのは、獅子雄の異母兄でトップ官僚の誉万亀雄(ほまれ・まきお)。原作のマイクロフトに当たる役だ。
獅子雄は、心中事件に関係があると思われるビジネススクールの情報を得るために万亀雄と接触する。お互いの性格を熟知する兄弟だが、万亀雄に対して獅子雄は妙に丁寧な口調で話す。そこがかえって万亀雄には慇懃無礼(いんぎんぶれい)に感じるようだ。
そして万亀雄は、情報を渡す代わりに、“ある条件”を提示するのだが…。二人が密談するのは、原作にも登場する“ディオゲネス”というクラブ。なぜこのタイミングで万亀雄は獅子雄の前に現れたのか――。
高橋は『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年)では、ディーン演じる柴門暖(さいもん・だん)を陥れて出世する、警視庁刑事部長・入間公平(いるま・こうへい)を演じており、再び熾烈(しれつ)な緊迫関係を繰り広げることになる。
<高橋克典コメント>
――台本を読んでの感想を教えてください。
今回の8話のビジネススクールのお話もわかりやすく軽快に作りあげていらっしゃるなと思いました。放送もずっと見てきましたが、非常に面白くできあがっているのでは、と思います。
――誉万亀雄を演じるにあたって意識されたことは?
マイクロフトという役は「シャーロック」シリーズにおいて非常に重要で面白い役だと思います。でもあのイギリスの誇り高い感じは出せないので、自分なりに、常に上から目線で、獅子雄という弟をちょっとバカにしてはいるけれども肉親として愛している。でも親密さは出さず、怪しい人物であることと、敵対関係であることを意識しました。
神経質で切れ者というキャラクターも大事にしながら、セリフが速いシーンもありますが、視聴者の方にわかりやすく、という思いで演じました。
――撮影現場の雰囲気は、いかがですか?
途中からの参加ですから、このチームの作品の作り方に慣れることで初日は精一杯でした。永山耕三監督には信頼をおいていますので、いい形で作っていただけているのではないかと思います。
――ディーンさんとの共演はいかがでしたか?
実は、時々LINEでやりとりをしていまして。とても知的な青年で、チャーミングと言いますか…エレガントな部分があって、あらためて共演していてやりやすい方だと思いました。
――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。
見事に「シャーロック」シリーズを日本版に焼き直している作品だと思います。この8話も本当にうまく作り上げているので、是非楽しんでいただけたらと思います。