12月7日(土)からスタートするオトナの土ドラ『悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~』のポスタービジュアルが完成した。
原作は、“どんでん返しの帝王”中山七里の大人気傑作ミステリーシリーズ。勝つためなら何でもする「弁護士・御子柴礼司(みこしば・れいじ)」シリーズの既刊4作を贅沢に使用してドラマ化する。
“人生の逆転法廷劇”のキャッチコピーを体現するかのように、主演の要潤が反転。その両脇には、ドラマに華を添えるヒロインとなるベッキーと、ライバル役として立ち塞がる津田寛治。そのビジュアルと、「法廷劇」と書いて「ゲーム」と読ませるコピーから、ドラマの爽快感とエンタメ感が匂い立つようだ。
悪辣な手腕で勝訴をもぎ取る弁護士・御子柴礼司を演じる、主演・要潤。そんな弁護士のいる事務所とは知らずに御子柴の下で働くことになった事務員・日下部洋子(くさかべ・ようこ)を演じるベッキー。御子柴の強引なやり方に嫌悪感を抱く次席検事・岬恭平(みさき・きょうへい)を演じる津田寛治。主要キャスト3人のポスター撮影が行われたのは、9月下旬のこと。
かっちりとした3ピースの全身黒尽くめで現れた要は、すでに御子柴像が完成されているかのような落ち着き具合。役柄の雰囲気でニコリともせず、手を襟元に添えたりポケットに入れたり、顔の角度を左右に振ってポーズを変えていく。下から煽(あお)るように撮られた写真は、どれもクールでヒーロー感がハンパない。
衣装について話を聞くと「衣装合わせのときに『悪魔の弁護人』というタイトルなので、そのタイトルに沿ったようなキャラクターがいいのかな、と思っていろんな色の服を試したんですけど、黒が一番しっくりきたので全身黒で行こうかという話になりました」。
ベッキーは、全身黒かつ袖のシースルーが大人っぽい衣装で登場。表情はクールなままカメラマンからの指示がなくとも自ら次々とポーズを変えていく。時折、モニター画面に近づき、カメラマンやプロデューサーらと撮ったばかりの画像を確認する表情は真剣そのものだ。
ポスター撮影について話を聞くと「現場に着いたら黒いお洋服がバーッて並んでいて、喪服なのかな(笑)、暗い感じで行くのかな?って、まずそれにビックリしました」とベッキー。「役柄ではメガネをかけているんですけど、メガネなしも撮ったりしました」と言っていたが、最終的にはメガネなし案が採用された。
全身黒尽くめの2人に対し唯一、白シャツ&えんじ色のネクタイをした津田は、ドラマの役柄同様、実直でまっすぐな人物像をポーズでも表現。カメラに向かって指を指したり、何かを糾弾するような表情をしたり…ポーズというより演技をしているかのようだ。
衣装については「次席検事という立場上、本来ならば法廷には立たないくらいの偉い人。その人が自らまた法廷に立つというのって重いですよね。だから普通の検事さんとはちょっと違った想いで法廷に立つ、というのが衣装に表れればなぁと思い、監督さんや衣装さんと相談しながら決めました」と語った。