11月24日、映画「かがみの孤城」プレミアイベントが行われ、當真あみさん、北村匠海さん、吉柳咲良さん、板垣李光人さん、横溝菜帆さん、梶裕貴さん、宮﨑あおいさん、原恵一監督が登壇しました。
本作は、2018年に本屋大賞を史上最多得票数で受賞、「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2021」(文庫部門)など9冠に輝く辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」を劇場アニメ化した作品です。
北村匠海の“役者魂”を感じた
1000人を超えるオーデションを勝ち抜いて、主人公・こころの役を手にした當真さん。
當真さんは「原作をもともと読んでいて、アニメも好きで、そんな作品に声優として関わることができてよかったです」とコメント。
「オーディションで選ばれたときは、お母さんに『決まったよ』って、すぐに伝えました。一緒に喜んでくれました」と振り返りました。
サッカーが得意な少年・レオンを演じた北村さんは「日本、勝ちましたね!スゴかったですね。リオンも喜んでいたと思います」と「FIFA ワールドカップ カタール 2022」で日本代表がドイツを破った話題に触れ、にっこり。
また本作で、実年齢と離れた中学生の役に声をあてることに「最初はネックだった」と明かし、「マイクテストの際に(原監督が)『そのままでいてくれればいい』と言ってくださったので、ありのままの自然な声も入っています」と話しました。
原監督は、北村さんがアフレコ時に休憩をとらなかったことが印象的だったそうで「“役者魂”を感じました」と紹介。
北村さんは「声の仕事って、向かって行かなきゃいけない感情の振り幅があって、(気持ちを切らさないように)立ち止まらず、座らず、マイクと戦いながらやらせていただきました」と回顧しました。
原監督は「(収録にかかった時間は)4時間くらいだったと思いますけど、ミスもなく、北村くんのその思いも感じました。ずっと立っていて、高倉健さんみたいでしたね」とコメント。
原監督の話を受けて、北村さんは「光栄ですね」と笑みを浮かべました。
板垣さんは、本作で本格的な声優に初挑戦。「すごく緊張感はあったんですけど『いつもの感じでいいよ』とおっしゃっていただいたので、そこで肩の力を抜いてできました」と振り返りました。
もしも願いが叶えられるなら「身長が欲しい」
イベントでは、本作のストーリーにちなみ「どんな願いもひとつだけ叶えられるとしたら?」と質問。
當真さんは「誰とでも、国籍も超えるくらいにコミュニケーションをとれるような、“鬼のようなコミュニケーション力”が欲しい」と回答。
北村さんは「身長を182センチまで伸ばしてくれっていう…」と答え、「高校生以来、身長を計っていないので、正式にはわからないんですけど、175〜178cmて感じでやらせていただきたいです」
「それぐらい見栄を張らせていただきたい。牛乳、飲んでるので」とアピールしました。
続けて、板垣さんも「僕も(半年くらいで)身長が1〜1.5センチ伸びてたんですよ」とコメント。「165センチになっていて、168〜169センチあれば、170センチって言ってもバレないかなと思って」とニヤリ。
「あと3センチ!」と願う板垣さんに、北村さんは「僕も25歳で『最近、身長伸びた?』って言われるので、まだ全然大丈夫だと思います。希望を持って!」とエールを送りました。
ほかにも、宮﨑さんは「抜群の音楽センス」、横溝さんは「(本作に登場する)お城みたいに大きなお家を建てたい」、吉柳さんは「人の心を読みたい」、梶さんは「私ごとですけど、最近子供が生まれたので、健やかな成長を願っております」と答えました。