いよいよ12月21日(土)21時15分からフジテレビで放送される、スペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』。その制作発表が12月15日(日)に行われ、主演の加藤シゲアキをはじめ、中条あやみ、小瀧望(ジャニーズWEST)、寺島しのぶ、古谷一行が出席した。
同作で磯川常次郎役を演じる古谷一行と言えば、以前金田一耕助役を演じていたことはあまりにも有名。加藤も、昨年初めて金田一耕助を演じた際に「過去作品も参考に見ましたが、古谷さんの金田一はすごく引き込まれる魅力があった」と、役作りの参考として見た古谷の“金田一”のファンになったことを明かした。
そのうえでの共演に、「僕が金田一を演じる姿を古谷さんに見られてしまうということで、うれしさ半分、恐ろしさ半分」だったと回顧。しかし、「以前共演していた、(NEWSの)メンバーの小山(慶一郎)さんから優しい方だと聞いていましたし、実際にお会いしたらすごく気さくに話しかけてくださってうれしかった。素晴らしく貴重な経験をさせていただきました」と語った。
対する古谷は、実は最初に出演のオファーを受けた時点では迷いがあったというが、「“金田一”を一歩引いたところから見ることができるのは面白いのではと思って、今回のお話をお受けしました。本当に楽しい時間を過ごしました」と、撮影を振り返り笑顔でコメント。
そんな古谷は、今でも“金田一”から抜け切れていないようで、加藤から「撮影中、スタッフから『金田一さん、ちょっと右に』と言われると、僕よりも先に古谷さんが『はーい』って返事をして動かれるんですよ。それがかわいらしくて(笑)」と暴露されていた。
新旧“金田一”の2人の間には、受け継がれたものもあったという。加藤は、「袴を着る時にお腹に巻く腹布団を『僕、2つ持ってるから1個あげるよ』といただいたんです。だから、今回は“古谷”と名前が入った腹布団で金田一役に臨んでいました」といい、「お守りのようになっていました。これがあるから金田一になれるような、力を借りていました」と役を演じるうえで古谷からのプレゼントに助けられていたことを告白した。古谷も「使ってくれているんだね、ありがとう」と応え、新旧・金田一耕助の裏タッグ秘話に会場も大いに盛り上がった。