2020年1月4日(土)、5日(日)に放送される、フジテレビ開局60周年特別企画『教場』。その完成披露舞台挨拶が12月18日(水)に行われた。
警察学校を舞台にさまざまな人間模様が描かれる本作の主演・木村拓哉と生徒役を務めた工藤阿須加、川口春奈、葵わかな、井之脇海、西畑大吾、富田望生、味方良介、村井良大、大島優子、三浦翔平が出席。
客席後方からキャストが姿を見せると、会場いっぱいに集まったファンからは大きな歓声が。前編の試写を見た客席は大興奮で、木村をはじめとするキャストは笑顔で登壇した。
ファンと同じタイミングで前編を見たという木村は、「見終わったあとに、キャストとハイタッチさせていただき、中江功監督とは、思いっきり力を込めた握手をさせていただきました」と、作品の出来栄えに満足といった様子。続けて、「まだ後編は出来上がっていません(笑)」という暴露で会場を驚かせた。
また、工藤は「2か月間、真剣に考えて取り組んだ撮影だったので、少しでも何かを伝えられたら」、川口は「前編を見て、撮影中のことがフラッシュバックして感動しました」、葵は「ステキな方々が出ていて、緊張しながら所作稽古に臨んだ思い出があります」、大島は「一つ一つのシーンに思い出があって、アルバムを見ているようでした。自分のいないシーンでも『あ、こんな顔していたんだ』と思いながら他の子たち見ることができて楽しかったです!」と、それぞれが前編を見た感想を。
西畑も「皆さんどうでしたか?それがとても気になって…」と、客席の反応を気にしつつ、「前編のしょっぱなから鳥肌が立ちすぎて、鳥になっちゃいそうでした」とコメント。しかし、このボケを交えた感想に木村が「今のは大丈夫なのか?」とツッコミ。
さらに、木村は「あいつは、教場(の撮影)が終わって、最初にしたことがブリーチっていうね(笑)」と、劇中から一転、金髪姿に変わっていた西畑をイジりはじめる。これに西畑は、アワアワとしながらも「警察学校を辞めて、アイドルに転職しました!」と切り返し、笑いを誘っていた。
この日は、生徒役のキャストから教官を演じた木村への質問コーナーも。川口が「コンビニには行かれますか?」と素朴な疑問をぶつけると、木村は「この前、ゆりやん(レトリィバァ)にも聞かれた」としつつ、聞かれた時の状況をゆりやんの声モノマネを交えて披露。突然のモノマネに、キャストもファンもざわつく中、「コンビニは普通に行きますよ」と回答した。
西畑からは、「たくさん作品に出演されている木村さんですが、この作品で初めて経験したことはありますか?」との質問が。これに木村は、「今日、みんなと前編を見たけど、見る前はみんなと自然と話すことができたのに、見たあとはなんとなくみんなの輪の中に入りづらくなって。そうやって役に左右される経験は初めてだったかな」と語った。
逆に生徒役のキャストに対する質問を求められると、「(役の)風間が現場にいて、これだけはやめてくれと思ったことは?」と木村。代表して三浦が「撮影の合間、近くに風間として木村さんが立っていると、僕たちもイスには座れなくて(笑)」と答えると、葵は「私たち(女性陣)も最初は立っていたんですけど…木村さんは立たれているのが好きなのかなと思って(笑)、途中から座ってました!」と告白。
“立っていることが好きな木村”という、印象が葵の中に作り出されていたことがツボにハマったようで、木村は大爆笑。「立っているのは好きというわけではないです(笑)」と、否定しつつ笑いは止まらず、和やかな空気のまま舞台挨拶は幕を閉じた。