10月24日の『ネプリーグ』に登場した、“うんちく”や“豆知識”をおさらいします。

「たべっ子どうぶつ」という商品名を答える問題では、地理担当の村瀬哲史先生が解説を加えてくれました。

1978年に発売されたロングセラー商品「たべっ子どうぶつ」。約40種類の動物の形をしたビスケットに、動物の名前が英語でプリントしてあるのですが、ある理由から動物園でよく見かけるメジャーな動物が含まれていないそうです。

その動物とは、「キリン」。首の部分が細長く、折れやすいというのが、ビスケットにしなかった理由なのだとか。

同じ理由で、尻尾の部分が細長い「ワニ」も「たべっ子どうぶつ」には入っていないのだそうです。

キンメダイの目は、なぜ光る?

魚の種類を答える問題では、魚の専門家・鈴木香里武さんが「キンメダイ」の目が金色に光る理由について教えてくれました。

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暗い深海に棲んでいるキンメダイは、海の底のわずかな光を無駄遣いしないような目の構造になっています。目の奥に鏡のようなものがあって、目に入ってきたすべての光を反射させ、その光を再利用することができるので、目が金色に輝くのです。

目の奥にある鏡のようなものを「タペータム」というのですが、暗闇でよく光る猫の目も同じ構造を持っているのだそうです。

鈴木さんの解説を受けて、村瀬先生も「キンメダイ」に関する豆知識を披露してくれました。「キンメダイ」といえば伊豆の名産ですが、なぜ伊豆の「キンメダイ」は美味しいのでしょうか?

その理由は、伊豆半島のすぐ近くに「キンメダイ」の漁場となる深海があるから。漁場と港が近いので、鮮度バツグンの「キンメダイ」を食べることができるのです。

ちなみに鈴木さんによると、深海魚が美味しいのは、餌が少なく、水圧が高く、真っ暗という過酷な環境で生き抜くために、“省エネ”なスタイルになっているから。

ヒレなどを激しく動かすとお腹が空いてしまうので、浮き袋の代わりに身体に脂肪を蓄えて、ジッとしていても沈まないように進化したという深海魚。だから、脂がのっていて美味しくいただけるのですね。

10月24日(月)放送の『ネプリーグ』では、ふくらPをはじめとする「新世代インテリチーム」と、れきしクンほか「専門家チーム」が、専門分野に関する知識を競わせました。