生田斗真さんの主演映画「湯道」の新キャストが発表されました。

「湯道」とは、本作で企画・脚本を務める小山薫堂さんが家元として2015年より啓蒙活動を続けている、日本文化「お風呂」について精神や様式を突き詰める、新たな道。

その「湯道」が完全オリジナル脚本で映画化され、「HERO」「マスカレード」シリーズを手掛けた鈴木雅之さんがメガホンを取ります。

主演の生田さんが、実家の銭湯「まるきん温泉」から飛び出すも、うだつが上がらず実家に舞い戻ってきた三浦史朗を、濱田岳さんがそんな兄と犬猿の仲である弟の三浦悟朗を、橋本環奈さんが「まるきん温泉」で働く、常連客からも愛される看板娘・秋山いづみを演じます。

さらに先日、銭湯に通う一癖も二癖もある常連客として、戸田恵子さん、寺島進さん、厚切りジェイソンさん、浅野和之さん、笹野高史さん、吉行和子さん、ウエンツ瑛士さん、朝日奈央さん、吉田鋼太郎さん、夏木マリさん、柄本明さんが出演することが発表されました。

湯の道に魅せられた個性あふれる4名が解禁!

この度、解禁となったのは、440年、十六代続く家元の下「入浴、お風呂について深く顧みる」精神を継承する場である「湯道会館」。そして「湯道」に魅せられた人々。小山さんの提唱する「湯道」が、古来より続く日本の伝統として映画に登場します。

「お風呂」が唯一の趣味で、「湯道会館」にて、湯の作法と素晴らしさを学ぶ定年間近の郵便局員・横山正役には、「HERO」「マスカレード」「コンフィデンスマンJP」などの大ヒットシリーズでおなじみの小日向文世さん。

妻と娘2人の女系家族の中、肩身の狭い思いをしながらも、退職金で自宅に檜風呂を作りたいと夢見る横山を哀愁漂わせながら、魅力的に演じます。

そんな横山の退職金で自らの卒業旅行を計画する横山家の次女・舞香役に生見愛瑠さん。そして、「湯道」第十六代の家元・二之湯薫明役は名バイプレイヤーの角野卓造さんが、威厳とユーモアたっぷりに演じます。

さらに、家元・薫明の内弟子・梶斎秋役には、窪田正孝さんが出演。慎ましくも精悍な表情の浴衣姿から身体を張った入浴姿まで、まさに魅力全開で演じます。

「湯」を通して人生の豊かさやそこに向かう精神を説き、作法を受け継いでいく場である「湯道会館」。この登場人物たちの物語にも注目です。

わびさび溢れる「湯道会館」の豪華セットも公開!

映画化発表の際、史朗と悟朗の銭湯「まるきん温泉」が、京都松竹撮影所内に本物さながら190坪を越える広さで制作されたことも話題になりました。

しかし、それは「まるきん温泉」だけにとどまりません。角野さんが演じる二之湯薫明が、弟子たちに湯の道を説く「湯道会館」のセットも150坪のスタジオ内に誕生。

色づいた紅葉の庭、その紅葉が美しく反射した檜の湯舟…洗練された湯道具に、壁には「湯道」の根幹にある精神、湯は心を温めるためにある事を意味する「湯道温心」の掛け軸が。茶道や華道にも通じる、日本の和の文化が凝縮されたかのような「湯道会館」のセットは必見です。

本編初公開!「お風呂」にどっぷり浸かれる特報が完成

お風呂が沸いたときの“あの音楽”で始まる特報映像も解禁に。「熱っ!」と湯舟から真っ赤な裸で飛び出したかと思えば、兄弟喧嘩を始める史朗(生田斗真)と悟朗(濱田岳)。

銭湯「まるきん温泉」の開店準備をする看板娘・いづみ(橋本環奈)に、自宅の風呂で涙する横山(小日向文世)、ワイングラスで湯を汲む温泉評論家・太田(吉田鋼太郎)。そして、湯舟にしっかり浸かる湯道家元の内弟子・梶(窪田正孝)など、湯を愛する一癖も二癖もある登場人物たちの日常がコミカルに描かれます。

さらに、温泉と言えばお馴染みの湯に浸かっている猿の姿に、全身泡まみれの厚切りジェイソン演じるアドリアンの姿も。銭湯、温泉、五右衛門風呂…とさまざまなお風呂も登場し、この特報だけでも“湯”に浸かりたくなること間違いなし。「湯道」にどっぷり浸かれる特報映像となっています。

亡き父の遺した古びた銭湯「まるきん温泉」を巡って反発し合う兄弟、事情を抱えつつ明るく働くヒロイン、まるで湯気のように立ち上り、湯のように流れていく常連客たち、そして、湯を通して人生の豊かさを見出す「湯道会館」の人々。

さまざまな人間模様を描いた本作は、お風呂のように心温まる笑いと涙で、日本中を暖かい湯気で包み込みます。

<「湯道」作品概要>

ストーリー
亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の三浦史朗。帰省の理由は店を切り盛りする弟の悟朗に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し都会で自由に生きている史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。

そんなある日、ボイラー室での騒ぎで巻き込まれた悟朗が入院をすることに。銭湯で働いているいづみの助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間過ごす。

いつもと変わらず暖簾をくぐる常連客、夫婦や親子。分け隔てなく一人一人に訪れる笑いと幸せのドラマ。

不慣れながらも湯を沸かし、そこで様々な人間模様を目の当たりにした史朗の中で徐々に凝り固まった何かが解されていくのであった……。

映画「湯道」は、2023年2月23日(木・祝)公開。
配給:東宝
©️2023映画「湯道」製作委員会

最新情報は、映画「湯道」公式サイトまで。